推しに会えた2【灰谷蘭】

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どうやら私はベッドから落ちたらしく、布団と一緒に床に居た。
そして一緒に寝たはずの蘭ちゃんはなぜか居ない。



『え。ら、蘭ちゃん！？なんでいないの！？え？』



蘭ちゃんの部屋にいるのはいいけど肝心の蘭ちゃんが居ない。どう言う事？そしてさっきの夢は何？めちゃくちゃリアルだった…蘭ちゃんどこに行ったの？




すると部屋の扉が開き、



「どうした、ベッドから落ちたか？」


会いたかった、灰谷蘭が目の前に居た。



『ら、蘭ぢゃあん』



彼の顔を見て安心してしまい気が抜けてしまい涙が溢れ出してきてしまう。


「そんなに泣いて何があった〜？怖い夢でも見たのか〜？」

『ゔっ……うわあああん』


私は思いっきり蘭ちゃんに抱きつく。

そんな蘭ちゃんはしっかりと抱き止めて背中をさすってくれる。


「兄ちゃん、すごい音と泣き声聞こえたんだけど何事？」


『り、りんぢぁあん、うわああああ』


ちゃんと竜胆もいる事に更に安心し、涙が止まらない。
そんな私を見て焦っている竜胆。


「え、何？俺？俺なんかした？」

「いや、ちげぇよ。」

「俺の名前呼んで兄ちゃんに抱きつくから俺なんかしたかと思ったじゃん。」

「それよりタオル持ってきて、A汗すごい。」

「おー」

「大丈夫か〜？」

『ゔ、ゔん』

ちゃんと触れられている感覚もあるし蘭ちゃんの匂いがするしこれが現実だ。さっきのは夢だ。

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