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39話 ページ42

ロンは、一気にそう言った後、覚悟を決めたように深呼吸をし、

ロン)ナイトをHー3へ。……チェック。

と言った。


その途端、相手の駒に攻撃され、ロンの乗ったナイトの駒は崩れ落ちた。


貴)ロン!


私とハーマイオニーはロンの元へ駆け出そうとした。しかし、ハリーの鋭い声によって制された。

ハリ)動いちゃ駄目だ!ゲームはまだ続いてるんだ。……チェックメイト。

貴)ロン、ロン!


今度こそ、私とハーマイオニーはすぐさまロンの元へ駆け出した。




ハリ)二人共、ロンを頼むよ。ふくろうを飛ばして僕はロンの言う通り、進まなくちゃ。

ハー)わかったわ。

貴)待ってハリー!私も連れて行って

ハリ)うん!ロンをお願い!






※ここからハリー目線です。

ハリ)ヴィオラ!? どこにいるんだ!?


すると、意外な人物がヴィオラを抱え、物陰から現れた。


ハリ)クィレル先生!? どうして!?だってスネイプのはずじゃ……?それより、ヴィオラを返せ!

クィ)スネイプはいかにも怪しく見える。
彼がいれば、誰がこのクィレル教授を怪しむかな?
それと、クィディッチの試合で君を殺そうとしたのは、スネイプではなく、私だ。
スネイプは反対魔法で君を守っていたんだ。

ハリ)じゃあ、トロールを学校に入れたのも?

クィ)そう、私だ。スネイプだけは、気付いていたようだがな。
あぁ、見えるぞ!賢者の石を持つ私が!
どうやって手に入れる?



ヴィオラを床へ置き、クィレルは大きな鏡の前まで僕を引っ張る。


クィ)さあ、鏡には何が映っている?どうした!? 何が映っている!?


ここで本当のことを言ってはいけない。
そう思った僕は、とっさに嘘をつく。


ハリ)ぼ……僕がダンブルドアと握手してる。グリフィンドールが優勝して……。

クィ)本当のことを言え!


そう怒鳴ったあと、何か独り言をいっていた。



貴)……う…うぅ……!

ハリ)ヴィオラ!?


クィ)しまった!もう起きたのか……!


僕はヴィオラに駆け寄り、クィレルから離す。


クィ)まあいい。


クィレルは頭のターバンをするすると解き、後ろを向いた。


貴)うそ……!?


そう。クィレルの後頭部には、もう一つ、顔があった。


ヴォル)また会ったな。ハリーポッターと……ヴィオラ。


ヴィオラの名前を読んだとき、ヴォルデモートの顔が少し歪んだことは、誰も気づかなかった。

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黒山羊(プロフ) - あの、ものっそいどうでもいいことで申し訳ないんですけど……「基本原作沿い(映画)」とはどういう意味でしょうか。映画は映画で、原作ではないですよね…? (2018年2月10日 12時) (レス) id: a4804d91b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - みにーさん» 間違えてました!すいません!ご指摘ありがとうございます。 (2017年5月22日 23時) (レス) id: af02df0fbd (このIDを非表示/違反報告)
みにー - インファは男の子なのになんでヘドウィグと[兄妹]なんですか?[兄弟]じゃないですか? (2017年4月21日 13時) (レス) id: d7f7fc39be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狐 | 作成日時:2016年10月11日 23時

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