修学旅行の夜って眠れないわよね。 ページ11
私達はご飯を食べ終わり、お風呂に入って、もう寝る支度をしていた。
神「ウキャッホー!!」
ボフ!
神「ふっかふかアル!
気持ちいいネ!」
貴「ほら神楽。
遊ばないで手伝って。」
神「ハーイ。」
そして、就寝時間を一時間過ぎた頃。
起きているのは私だけになった。
どうしても眠れないので、布団の上に座って読書をしていた。
威「Aも眠れないの?」
貴「神威…起きていたのね。」
威「うん。
どうしても眠れなくて^^」
神威は私の隣に移動して、布団のなかに足を入れた。
威「なに読んでるの?」
貴「ん〜、小説。」
威「…そっか。」
貴「そうよ。」
しばらくの沈黙。
私がページをめくる音しかしない。
威「ねぇ」
貴「ん?」
沈黙を破ったのは神威だった。
威「なんであの時泣いてたの?」
貴「……知りたい?」
威「…うん。」
私は本から目を離し、話始めた。
貴「実はね、私のお母さんは自殺したの…」
威「じ…」
貴「お父さんの浮気を知ったから。
とても大きなショックを受けたの…
心から愛してたから…」
威「……その時、Aは?」
貴「兄さんも私も小さかったから、ずっとお父さんにお母さんどこ?って、聞いてたわ。
お父さんは、知らない。仕事だ。と嘘をついてたわ。」
威「………」
貴「おかしいと思い始めた私達はお母さんを探したわ。
そしたら、お母さんの働いていたビルの下で血だらけになって倒れてたの…」
どんどん溢れだす涙。
貴「そのあと、お父さんが仕事に行ったきり帰ってこなかった…
事故に巻き込まれて…それで…」
ふわっ…
貴「?!」
威「もういいよ。
辛かったんだね…」
暖かい…
私は神威の服をギュッと握って、泣いた。
貴「ヒック…」
威「Aが男子に冷たい態度とる理由もわかったよ…」
貴「ふえ?」
威「お父さんのせいでしょ?
男は信じられないって理由でしょ?」
貴「それも…あるわ…」
威「…話せるなら…話してくれないかな…?」
私は神威の服を握る力を強め、頷いた。
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涼宮キョウカ((中二病になりかけ(プロフ) - 面白かったです (2013年8月23日 20時) (レス) id: 70a90fa1cf (このIDを非表示/違反報告)
NATSU - おもしろかったよー♭ (2013年8月22日 23時) (レス) id: 106e36e091 (このIDを非表示/違反報告)
Riho(*^ ^*)у(プロフ) - マジかwwwww (2013年8月22日 17時) (レス) id: e86560b9bc (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - Riho(*^ ^*)уさん» うん。 (2013年8月22日 17時) (レス) id: 55d3b0b939 (このIDを非表示/違反報告)
Riho(*^ ^*)у(プロフ) - 絶叫系マシンってバックドロップ? (2013年8月22日 17時) (レス) id: e86560b9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アシュリー | 作者ホームページ:
作成日時:2013年8月20日 13時