【115】＿＿アンSIDE ページ23
アレン「あっ！何するんだよ！」
アン「何するもないでしょ。ここ一応僕たちの共有スペースなんだよ、わかってる？」
夏準「一体何時間ここにいたんですか？僕らの声も聞こえていなかったようですけど」
アレン「え？……うわっ、17時半！？」
『2時間も経っているのになんで気づかないんだよ』
疲れた、とソファに背を預けているA。
逆によく2時間も相手してたなぁ、マジ尊敬。
2人にそれぞれ呆れていると、2人分の腹の音が鳴った。
1つはアレンで、もう一つはAのだった。
『同居人帰ってきたし、お暇するよ』
アレン「えぇ！？もう！？」
『休憩なしに2時間しゃべってまだ喋ることあるの？』
アレン「いや、そりゃあるだろ！」
『腹の虫鳴ってるの元気だな、お前』
夏準「まぁ、僕らが帰ってきたとはいえ、今すぐ帰る必要もないでしょう。態々自分からきてくれたんですし、歓迎しますよ」
キラキラの王子様スマイルを浮かべる夏準に『うわっ』と声を出して、後ずさるA。
やっぱ、夏準のこと苦手なんだなぁ。
夏準「もうじき夕飯ですし、ご馳走しますよ」
『………何か、裏があるんじゃ』
アン「警戒度バリ高っ、ウケるね」
アレン「アンじゃねぇんだから、味は大丈夫だろ」
アン「は？何言ってんの？味覚音痴のくせして」
アレン「お前は料理できないだろ」
アン「アレンだって似たようなもんじゃん！！」
「はいそこまで」、と夏準が間に入って僕とアレンの言い争いは終わった。
まったく、失礼しちゃう……料理無理なのは事実だけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - KARAKARA666_さん» ありがとうございます！これからも更新続けていきますので、よろしくお願いします！ (2022年1月9日 9時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
KARAKARA666_(プロフ) - 素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。これからも楽しみにしています (2022年1月8日 2時) (レス) id: c4cee0671b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年7月17日 23時
