夢の様な g i f t ﾟ･*:.｡ -貴方への贈り物-

g i f t three ページ3

Aside


先生が授業を勧めていく中私はさっきの事を考えた。

『何故、1日で噂が広まるのか』

『この街のどこで会ったのか』

『今被害者の桃香さんは何処なのか』

『本当に1日で願いが叶ったのか』

『何故、希未さんは2人で帰る子を狙うのか』

『何故、もう1人を返したのか』



｢...原A！｣

｢？...はい｣

｢次の行から...｣

｢はい。秋は夕暮れ。夕日のさして...｣

指定された場所まで読み終わり、また考えにふける。

まず、『何故、1日で噂が広まるのか』

これは、もう一人の女子生徒が広めたのか、誰かが見ていてその人が広めたのかもしれない。

次、『この街の何処であったのか』

駅や広場とかだと人は夜でも集まっているから、この可能性は低い、狭い路地や、薄暗い道と考えるのが妥当だろう。あとで女子生徒に聞こう。

次、『今被害者の桃香さんは何処なのか』

監 禁か誘.拐か...、殺.人...生きていればいいんだが、

次、『本当に1日で願いが叶ったのか』

これは、本人に聞かないと分からないな...。

次、『何故、希未さんは2人で帰る子を狙うのか』

これについては、何度か起きてからじゃないと分からないな。

最後、『何故、もう1人を返したのか』

自分の噂を広げたい。又、希未さんは愉快犯で、人の怯える姿が見たかった...？



...それにしても、音羽はどんな願いがあるんだろうか...。

何の為に、根拠の無い噂話を信じている様な事を言ったのだろうか...。






...考えても分からない事だらけで私は授業に集中した。

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