中立的存在の戦い ページ9
『おや?もう願い事が決まったのかい?未来が改変されたようだね、さやかちゃん。』
さやか「キュウべえ…ッ!
この女より強くなりたい…!!!そしてこの女を殺 してやる!!!」
キュウべえ「随分と恐ろしい願い事だね、…その願い事、叶えてあげよう。さぁ、受け取るんださやか。君の願い事は叶ったはずだ。」
さやかはソウルジェムを手にし、魔法少女へと変身した
『おっとさやかちゃん、僕とやる気かい?
やめておいた方が良いよ。君は僕に勝てない。』
さやかちゃんの表情が歪んだ
さやか「あたしはあんたを許さない…!
よくもマミさんを!!!」
さやかちゃんはサーベルを手にし、こちらへ走ってきた
まどか「さやかちゃん!!やめてっ…!」
キンッ
さやかちゃんのサーベルと僕の__が重なる。
『あーあ、僕はもう魔法少女の姿にはなりたくなかったんだけどね。そっちが本気なら僕も本気でやらせてもらうよ』
その言葉と同時に僕は"杖"をさやかちゃんに向ける
『メモリー・クレッシェンド』
何も起きなかった
さやかちゃんは呆れて笑い、余裕の表情をかます。
さやか「不発?笑わせないでよね…ッ!?」
さやかちゃんは頭を抱えてその場に座り込む
『ねぇさやかちゃん、クレッシェンドの意味、知ってるかい?音楽で習ったはずだよ?
クレッシェンド…だんだん強く…
君の苦い思い出をだんだんと、鮮明に思い出させてあげようじゃないか』
この魔法は人の嫌な思い出をだんだんと思い出させる魔法。この魔法に耐えられるのは多くはないだろう
さやか「恭介…!?仁美…ッ!
くっ…そんな事なんか今関係ない!!マミさんを…よくもっ!!!!」
さやかちゃんは立ち上がり、僕の喉に突きつける
さやか「あんたが動けば死 ぬから…
私はあんたより強いんだ、もう余計なことをしない方がいいんじゃない?」
『ふむ、その代償として君は何をキュウべえに払ったんだい?君が僕より強くなる…という事は、「美樹さやかは前の自分を捨てた」ということになるんだ。君はキュウべえと契約するまで僕より弱かった。それを捨てたんだよ。…まぁ何が言いたいかと言うとね』
『__君はキュウべえのお陰で強くなれたんだ。君の力は弱い__』
と最後に呟き、魔法少女の姿から元の姿へ戻る
さやか「…違うわよ…私は…!」
『まぁいいだろう、そのサーベルを下ろしてくれないか?』
さやか「違うっ!私はお前より強いッ!」
ザシュッ
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あや(プロフ) - 一気に全部読みました……めちゃくちゃ好きです……完結おめでとうございます!! (2021年12月29日 23時) (レス) @page25 id: 923b8e0921 (このIDを非表示/違反報告)
波瑠 - なんか、なんか凄いこっからまどマギがはじまるんね (2020年12月31日 9時) (レス) id: deb19bc786 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 終わり方の破壊力が半端なくて鳥肌がやばかったです…完結おめでとうございます! (2020年7月30日 18時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 面白いですねぇ (2020年7月7日 15時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MARU | 作成日時:2019年2月20日 0時