私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ31)

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81話ページ31

夢主side

小「じゃあなんでのこのこやってきたんだよっ」

灰「気づいたんだよ…俺はまだサッカーがやりたい。まだフィールドを走っていたいんだってな」

小「…」

灰崎の言葉に小僧丸は黙った

稲「灰崎…」

『すっかり可愛くなったな』

つ「はい、これが雷門のユニフォームとイレブンバンドです！」

灰「あ、ああ…」

つくしが灰崎にユニフォームとイレブンバンドを渡した瞬間灰崎はその場で着替え始めた

『有人？なんで目塞がれてるんだ俺は？』

鬼「お前はまだ純粋でいてくれ」

『？』

稲「灰崎…;;」

灰「あ？」

灰崎は“なんだ？”とでも言いたそうな顔をしていた

『そうだ凌兵、朝練が終わったら職員室に行け。制服はロッカーに入れておいた。わかったな？』

灰「ああ。ところでなんでこいつ目塞がれてるんだ？」

鬼「いいからさっさと着替えろ！;;」

奥「うちの女子にセクハラしないでくださいね！」

服「早く着替えちゃってよね」

鬼「すまないな…;;」

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〈放課後〉

放課後になり雷門サッカー部に向かっていると、一つの教室がガヤガヤしていた

『(何かあったのか？)』

「君、星章の灰崎くんだよね？」

「キャー！」

「身長大きいね～！」

「握手して～」

灰「お、おい…;;」

『(凌兵困ってるな…助けてやるか)すまないちょっと凌兵に用があるんだがいいか？』

「はぁ？あんた誰よ」

「あ、あんた帝国の影山明日奈でしょ！？」

「なんで帝国のやつがここにいんのよ！？」

『雷門サッカー部のコーチをしているからな。それで急いでいるからそろそろいいか？』

「ら、雷門でコーチしてたんだ～」

「す、すごいね～」

「そ、そうだね。本当にすごいy((『おい聞いてるか』っ！」

『時間が押してるんだ。いい加減にしろ』

「「ご、ごめんなさーい！」」

灰「(ﾎﾟｶｰﾝ」

『よし、凌兵行くぞ』

灰「お、おい！なんであんたがここにいんだよ！？」

『俺は雷門のコーチだからな。特別に許可が出てるんだ』

そう言って俺は特別許可証を灰崎に見せた

灰「そうかよ…」

『凌兵もあんな輩に会ったらすぐに避けたほうがいいぞ』

灰「あーはいはい」

『それと俺のことは“あんた”じゃなくてせめて“明日奈さん”とでも呼んでくれよな』

灰「…分かったよ明日奈さん」

『！やればできるじゃないか』