私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ27)

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77話ページ27

夢主side

そして先ほどと同じやり方でシュートを放つ雷門。しかしその瞬間円堂は先程出した二体のマジンを完璧に使いこなし新たな必殺技〔風神雷神〕を完成させゴールを守った

『さすが守と言ったところだな』

杏「褒めてる場合ですか;;」

そしてそこからも雷門は負けじと攻撃を続ける

だがその時利根川東泉は、１人足りない分運動量も多いため疲労の色が見えてくる

その時フィールドの外で女の子の声が聞こえた

？「選手交代だっちゃ！」

円「ぽん子！どこ行ってたんだよ！」

坂「あんな選手いましたっけ？」

円「選手も何もうちの12番目の選手だぞ！」

狸「よろしくだっちゃ！」

そこにいたのは見たこともない女性選手だった

杏「彼女は？」

つ「さぁ…これまでの試合も出てませんし…明日奈さんはないか知ってますか？」

『利根川東泉のマスコットキャラクターだ。まぁサッカーできるとは聞いてなかったからな』

そして利根川東泉は新たに入った狸ヶ原ぽん子を加えて試合を再開する

ぽん子はキレのある素早い動きで攻め込む

しかしゴール前にきたとき岩戸がすかさあボールを奪っていく

試合残り時間が１分になると、利根川東泉が攻め込んでくる

相手がシュートを放つが、それはのりかがしっかりと受け止めていた

そしてボールは前線にいる明日人たちに渡る

その瞬間明日人たちは監督に言われていた新たな必殺技〔ビクトリーライン〕を放った。そして円堂はその必殺技を止める事ができず、ゴールを許してしまった

そこで試合は終了し、２対１で雷門は見事決勝戦への切符を手にしたのであった

『なかなかやるな。これでまた雷門はひとつ成長したわけだ』

円「明日奈ー！」

円堂が試合を終え明日奈の方へ走ってくる

『守どうかしたか？』

円「今日の試合すっげー楽しかったぜ！お前が雷門にいたのには驚いたけど、やっぱりお前が鍛え上げたチームは違うな！」

『これで１勝１敗だな』

円「ああ！次は絶対に勝つぜ！」

『俺も負けないよ』

坂「円堂さん！」

円「坂野上！どうした？」

坂「響木監督が“そろそろ帰るから戻ってこい”って言ってたので伝えに来ました！」

円「そうか、ありがとうな！」

坂「いえ！」

『昇久しぶりだな』

坂「明日奈さん！お久しぶりです！」

『昇も頑張るんだぞ』

坂「はい！」

円「明日奈またな！」

『ああ。響木監督と秋によろしくな』