私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ26)

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76話ページ26

夢主side

明日奈は三人に円堂からゴールを奪う作戦を伝えた

『＿＿＿＿＿＿＿＿という作戦だ。やってくれるな？』

小「ちょっと待ってください！俺の〔ファイアートルネード〕を囮に使うんですかっ」

『囮じゃない。サスケのシュートは守の意識を正面に向けさせる事ができる。大丈夫だからな』(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

小「そ、そうですか/////」

稲「よしやってみよう！」

剛「やってやるぜ！」

三人は話を終えフィールドに戻っていった

稲「そうか…明日奈さんは俺たちが持ち直すのをずっと待っていたのかもしれない」

道「だろうな。あの人の言葉今なら理解できる」

“『その目でよく見ろ＿＿＿＿＿』”

道「見る…それはチームを見るってことだったんですね」

明日奈はみんなに向け微笑んでいた

『さあみんなこの試合も勝つぞ！』

雷門「「はい！」」

明日奈の指示を受けみんなはその通りに動いていく

『ここからは俺も知らない守が見れるかもな…まあ弱点が弱点のうちに仕留めておかないとな』

そしてボールは小僧丸に渡り、小僧丸は真正面に〔ファイアートルネード〕を打つ

円堂は正面に来たボールを〔マジン・ザ・ハンド〕で止めようとする。その時横から明日人がボールをサイドに流した

その流した方向には剛陣がいて、剛陣は新たな技〔バッグドラフト〕でボールをゴールに向ける

小「真正面からマジンを誘い出し！」

稲「サイドに流して！」

剛「弱点の側面から攻める！」

小稲剛「これでどうだ！」

円「いいぞお前ら！力を一つにして勝利を目指す…それでこそ雷門だ！」

その瞬間円堂から二体同時に魔神が現れみんな驚いていた

しかしその技は未完成だったようで、マジンが途中で消えてしまう。そこを利根川東泉の玄場が顔面で止めようとするが、力が足りずゴールしてしまった

『さすが守ヒヤヒヤさせられるよ。俺の作戦も守の前じゃ綱渡りだな…』

つ「でも凄いですよ！あの円堂くんから点を取るなんて！」

『この展開は流石に俺でも読めなかったからな。守は試合ごとに変化し、進化し続ける。情報が追いつかないんだよな…』

杏「じゃあ次は…」

『ああ…あいつらに任せるしかないな』

明日奈はフィールドに立つ雷門イレブンを見ながらそう呟いた

利根川東泉は玄場が負傷してしまい、控えもいないので残りの時間を10人で戦うことになる

1人足りない分利根川東泉の気迫が増す