私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】

43話 ページ43

野坂side

野「…いいの姉さん？」



明日奈「ああ。俺も最近してなかったからさ。一緒にやろう悠馬」



野「…やるよ。僕も姉さんとやりたい」



明日奈「ちゃんと言えたな」(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



そこからは日が暮れるまで姉さんとサッカーをしていた



オーナーから聞いていた姉さんのサッカーレベル、あれは嘘じゃないとわかった



パスの正確さ、ドリブルで抜くときのフェイント、ノーマルシュートでも驚くあの威力



全て日本一を通り越して世界一なんじゃないかって思う



それでも姉さんは姉さんだ。変わったところもあったけど



野「ねぇ姉さん」



明日奈「どうした悠馬？」



野「姉さんの一人称“俺”じゃなかったよね？」



明日奈「…やっぱり気づくか」



野「今の姉さんも好きだけど」



明日奈「…この戦いが終わったら“私”も素直になれるか？」



野「！なれるよきっと。だって姉さんだもん」



明日奈「ありがとな悠馬」



そう言って姉さんは帰って行った




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夢主side

門限までに帰ってくると源田の声がした



『何をしているんだ？』



佐「ああ明日奈さんですか。実はこの二人が…」



そこには源田に怒られている寺門と辺見がいた



寺「あ、明日奈さん！」



辺「助けてください！」



成「今日源田さんが用事があって朝いなかったんですよ。それを見た寺門と辺見が抜け出してサッカーしてたみたいで、見つかったので今怒られてます」



『成神説明ありがとう。でもそれはお前らが悪いぞ。テストの点が悪いと部活できなくなるだろ？今サッカーするのとみんなでサッカーするのどっちがいいか？』



辺寺「明日奈さんたちと一緒がいいです！！」



『なら勉強することだ。俺も教えてやるからさ』(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



辺「あ、ああありがとうございます！//////」



寺「が、頑張ります！//////」



源「明日奈さんありがとうございます」



『いやいいんだ。それより源田も次郎も分からないところあるんだろう？今のうちに持ってこい』



帝国「「…質問です！」」



『なんだ？』



帝国「「なんで佐久間だけ下の名前で呼ばれてるんですか！？」」



『ああ呼んで欲しいって言われたからな。お前たちも名前呼びがいいか？』



帝国「「ぜひ！」」



『わかった。とりあえず勉強会だ。分からないことがあったら俺か次郎か幸次郎に聞くこと。いいな？』



帝国「「はい！」」

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