萩花side ページ16
私が家を飛び出してから2時間
PM22時を回った
萩花「さっきからそわそわしすぎ」
流星「だって遅ない?!」
萩花「流星が夏恋に任せろって言ったんじゃん!」
流星「せやけど」
夏恋「ただいま〜」
夏恋の声に二人で玄関に急ぐ
けど、そこにはAは居なかった
流星「Aは?!」
夏恋「A」
『、、』
Aは俯いてた
夏恋「A話すんでしょ?」
『ごめんなさい、、あんな事言って』
流星「寒かったやろ?はよ入り」
流星の一言で私達はリビングの自席についた
流星「Aごめんな。手挙げてもうて」
萩花「萩もゴメン。一方的に話して、、」
『ううん。私が悪いから』
流星「話聞かせてくれへんか?」
『私、、もう学校行くの辛い』
Aが今迄抱えてたこと全部聞いた
夏恋「さっきクラスメイトに合ったんだ
思ったよりキツかった
あんなの毎日されたら堪んないよ
Aが学校行きたくない理由もわかる」
流星「は?絡まれたんか?!」
『でも、三代目の登坂さんが助けてくれた』
夏恋「この辺のホテル泊まってるらしくて
通りすがりに助けてくれたの
家の下まで送ってくれた」
そう言うのは早く言えよとか思ってしまうけど
今は話を聞く
『だから、、学校辞めたい』
萩花「辞めてどうすんの」
『、、』
流星「なんかしたいことでもあるん?」
『辞めたら、、私も萩花と夏恋みたいになりたい 夢だったから、、』
萩花「厳しい事言うかもしれないけど、
Aこっちに来る時
「こっちの学校出て卒業したら萩や夏恋みたいになるんだ」
って言ったよね?」
『うん』
萩花「ママ達がどんだけ言ってもAは聞こうとしなかった
こっち来ても学費とか負担してくれてるのに
萩達の事言われるのが嫌だから辞める?
ママ達がそれ聞いてどんだけ悲しむと思ってんの?
萩達が理由やからなおさら許せない
流星や萩や夏恋みたいになっても
ファンの方がいればそれだけのアンチもいる
いい事だけじゃない嫌なこと沢山ある
学校で起きる嫌なこととは比べ物にならないんだよ?
Aが辞めたいのもわかる
けど、萩は甘えすぎだと思う」
夢が仕事になったら辞めたくても
どんなに辛くても簡単に辞められない
今のAがどう捉えるかは分からない
それでも言わないとAは変われない
けど、本気でダンスと歌をやっていくって
覚悟があるなら私はAを応援する
だって、、私はAの家族なんだから
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作者名:ばし | 作成日時:2016年7月3日 0時