第２０話 ページ22
第２０話
金木は万丈達と話した後、部屋で休んでいた。
そんな金木の部屋に何者かが入る。
金木はその気配に咄嗟に警戒する。
A｢金木君｣
しかしその声に警戒は解かれた。
金木｢A…さん？｣
A｢ここから、逃げるの？｣
金木｢((ﾋﾞｸｯ 聞いてたんですか…｣
A｢うん。安心して皆には言わない。｣
金木｢信用…出来ません｣
Aは悲しそうに笑う。
A｢いいよ…。信じなくて。でも、悪い事は言わない。やめておきな、絶対に失敗する｣
金木｢それは…Aさんが言うからですか？｣
A｢違う。アオギリを舐めたらダメ。きっとバレる。殺されるよ｣
金木｢えっ……｣
Aは金木の手を握り目を見る。
A｢私が上手くやるから逃げて。でも、万丈達は逃がせられない。金木君だけでも助けたい｣
金木｢嫌です！ただでさえ僕に嘘をついていた貴女だ。きっとそれも嘘。それに、万丈さん達を置いて逃げるなんて僕には出来ない｣
A｢そう……｣
Aは立ち上がる。
A｢私ね…大学でずっと独りだった。リエミだって途中から出会ったコだし。私に金木君が話しかけてくれて、仲良くしてくれたから私は大学が楽しかった。貴方が喰種になったと聞いて悲しかった。貴方に命を奪う事をさせたくなかったし、それに喰種になると命を狙われる可能性もある。｣
金木｢…………｣
A｢私にとっての初めて出来た友達だったから助けたかったけど…
貴方が私を拒むならもう何もしない。
私はアオギリの幹部だし…貴方達とは敵。
……どうか生きて」
((ｶﾞﾁｬﾝ
Aは金木のもとから去っていく。
〜〜〜
金木｢なんで…なんで…貴女はアオギリなんですか…？僕は本当は君とずっと一緒にいたいのに…！！｣
金木の哀しい叫びは誰にも聞こえない。
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クロユリ(プロフ) - ★黒猫白猫☆さん» コメント有難うございます！主人公強いですよｗ (2015年5月18日 20時) (
レス) id: b017a8baac (このIDを非表示/違反報告)
★黒猫白猫☆ - まさかの瓶兄が迷子になって帰ってきたら倒れたぁー！？恐るべし主人公…w (2015年3月16日 22時) (レス) id: 4a69da1877 (このIDを非表示/違反報告)
クロユリ(プロフ) - 桃華@ボード見てねさん» コメントありがとうございます！面白いなんて…そんな…！こらからもよろしくお願いしますね♪ (2015年1月25日 22時) (レス) id: b017a8baac (このIDを非表示/違反報告)
桃華@ボード見てね(プロフ) - 更新頑張って下さい！！とっても面白いです！ (2015年1月25日 15時) (レス) id: 9e2a0a199c (このIDを非表示/違反報告)
クロユリ(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます！アオギリ大好きなんですよ！名無しさんの小説読んでみますね！ご紹介ありがとうございます！ (2015年1月19日 17時) (レス) id: b017a8baac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロユリ | 作成日時：2014年12月23日 23時
