今日の君は笑ってますか？

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そんなある日、君と連絡が取れなくなった。


バイトにも来ない。


店のチーフは何か知っているみたいだけど、

この店は職場恋愛禁止。

事情を説明して理由を教えてもらうこともできない。



光くん。


なんで？私のことが嫌いになった？




仕事が手につかなくて、何度も上司に怒られた。


光くんがいない職場では、誰も守ってくれなくて。

やっぱり君が、色んなことから私を守ってくれてたんだと思い知った。


寂しい。寂しいよ、光くん。







光くんが店に来なくなり1ヶ月。


やっと連絡が来た。


ラインにはたった2行の文章。


"ごめんな。

明日店に行くから。"




寂しさも吹き飛んだ。

きっと理由を教えてくれて、

君とまた同じ毎日がスタートするんだと思ってた。







でも、店に来た君はなんだか様子がおかしかった。



就活の時のスーツと同じはずなのに、
何かが違う。

そう、ネクタイが黒。




そして何より、君の手には小さな小さな手が握られていた。



みゆ「…この子は…？」




光「ねぇちゃんの子。

ほら、慧。あいさつしろ。」


慧「…こんにちは。」


小さい声で挨拶した子は、とても幼くて。

まだ幼稚園にも行っているようには見えなかった。



光「慧、ここでご飯食べてちょっと待っててくれる？」


慧「…うん。白米とトマト。」


なんだか変わった好みだ。



光「今持ってくるからな。」

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