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「ジョンハン君♡」
「うるさい、俺今Aといるの、邪魔すんな」
ハニは私と付き合いだしてから、ファンの子に対してもジャイアンになった。
「あんなのジョンハン君じゃない！」ってファンを辞める子もいたらしいけど、大半の子は「俺様のジョンハン君も好き♡」って感じの反応で、ハニはそれはそれは不服そうだった。
「ハニ、重い」
隣の席なんだから座って話せばいいのにハニはわざと後ろから抱き付いてくるものだから、ファンの子は遠目から悲しそうに見てくるし、ユアにはまたきゃー！って言われる。
「お前は俺の彼女。つまり、俺のもの。俺のものをどうしようが俺の勝手だろ〜？」
天使の微笑みでそんなジャイアン発言するんだから、呆れてしまう。
それでもこのジャイアン系天使にどんどんはまっていく自分がいる事に少しだけ呆れると同時に、幸せを感じた。
「何にやけてんだよ〜」
「ハニもにやけてるじゃん」
「うるさい」
顔を見られたくなかったのか、ハニは私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「髪の毛ぐちゃぐちゃになったじゃん」
「彼氏をからかった罰〜」
"彼氏"
そう言われる度に、私がドキドキしてることをハニは知らないんだろうな。
「ちょっとトイレ行ってくる」
「俺も行く」
「いやトイレだから」
「知ってる。俺も行く」
ハニの一人ぼっち嫌いがそろそろ危ない所まできてる気がするのは私だけ？
2人で廊下を歩いていると、前から走ってきた男子生徒とぶつかった。私はハニに引っ張られたから大丈夫だったけど、男子生徒は転んだ。
「大丈夫！？ごめんね！怪我してない？」
「僕こそすみません！先輩、お怪我はありませんか！？」
「私は平気！」
もし怪我してたら大変だし、とポケットに入っていた絆創膏を渡す。
「あ、ありがとうございます…！」
うんうん、いい子だな。どこかのジャイアンとは大違い。
「あの！先輩！僕、スングァンって言います！！先輩の名前、教えて下さい！！」
顔を真っ赤にして一生懸命話すスングァン君。たこ焼きみたi((
「ジョンハンだけど」
「いや、あなたじゃないです」
じっと私を見つめるスングァン君。
「あ、私はAだよ」
「A先輩！！よ、よ、よろしくお願いしまああああす！！！それでは、失礼します！！！！」
そして、スングァン君は風のように走り去っていった。
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兎団子(プロフ) - 一気に最後まで読ませていただきました！すごくジョンハンにドキドキしたし、スングァンの優しさに涙が出そうになりました(´；ω；｀)これからもいろんな作品頑張ってください！！！ (2017年1月9日 20時) (
レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 受験お疲れ様でした！ハニちゃん待ってました(*´▽｀*)これからも楽しみにしてます♪ (2016年3月11日 23時) (レス) id: 6f405a8434 (このIDを非表示/違反報告)
ハチノニ(プロフ) - 受験頑張ってください！！ (2016年1月18日 0時) (レス) id: 739d1d6af7 (このIDを非表示/違反報告)
神 - 受験がんばってください！！待ってます！！ (2016年1月17日 20時) (レス) id: 89deb1d656 (このIDを非表示/違反報告)
LISH(プロフ) - 受験頑張って下さい^^ジャイアン楽しみにしてます！ (2016年1月17日 19時) (レス) id: 25c101d6c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ
| 作成日時：2016年1月7日 10時
