検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:37,543 hit

嫉妬 ページ7

.



【視点→緑間】 5月12日 16:10



遅れて保健室にやって来たアホ川は、赤司を拾ってきた。



「真ちゃん…この人、廊下にうずくまってて……熱が」



別に肩組まなくてもいいだろう。
それに、距離も近すぎる。



「……そこに寝かせろ」



オレはベッドを指差すと、アホ川は「ん、りょーかい」と言って、赤司をベッドへ誘導し、寝かせた。



「すまない…ありがとう」



赤司は照れたように微笑む。
お前、バスケ部主将だろ。顔が緩みすぎなのだよ!



「どーいたしまして」



アホ川も!赤司に微笑まれたくらいで照れるな!だったらオレがお前に微笑んでやるのだよ!



……イライラする。



オレは職員室に居る養護教諭に連絡を入れてから体温計を持ってベッドへ行った。

赤司とアホ川は仲良さそうに喋っている。



「……夏川さん」

「えええ?……どうして私の名前を?」



オレが側に来た事にも気づかず……仲良さそうに喋って居る(緑間ビジョン)



「3年間同じクラスだったから、間違えるわけがない」

「えええ!?……あ、そういえばそんな気が……?」



夏川、もしかして赤司の事覚えてなかったのか?
3年間同じクラスだったのに。

……にしても仲良さそうに喋ってるな(緑間ビジョン)



「何故そんなに動揺してるんだ?」

「べ、べべべべ別に動揺なんてしてないのだよよよよよ」



こんな2人を見ているのは、我慢の限界だ……



「おい赤司、体温を測れ」



オレは赤司に体温計を投げた。



「あっ、真ちゃん!」

「………なんなのだよ」



オレは別に嫉妬などしてないのだよ。
だから、体温計を投げた事も謝る気はないのだよ。



「本返すの忘れてたから返して来てもいい?」

「あ、あぁ…行ってこい」



なんだ…まだ返してなかったのか。



オカマ→←人命救助?



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 緑間真太郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:早咲サクラ | 作成日時:2014年5月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。