罠 ページ47
〜貴女side〜 9月10日 0:20AM
善は急げ
よし、告白しよう←
私は、席に座って片付けをしている真ちゃんに近づいた
貴「真ちゃん!」
緑「夏川か…どうした」
貴「放課後、図書館に来てくれないかな?」
真ちゃんは一瞬不思議そうな顔をしたが、
緑「分かったのだよ」
と言ってくれた…
断られなくて良かった…
赤「放課後…か」
赤司君がそう呟いていたのは気づかなかった
.
.
.
放課後
私は真ちゃんに会うために図書館へ向かおうと廊下を歩いていた
黄「Aっち!」
貴「黄瀬君…どうしたの?」
出来れば早く図書館に行きたいんだけど…
黄「英語の先生がAっちの事、探してたっスよ」
貴「えっ…」
もしかして…宿題を提出し忘れた、とか?
そりゃヤバイ…内申に響く
貴「ありがと黄瀬君!今から行くね!」
黄「どういたしまして…」
私が踵を返した瞬間、「Aっちごめんね」と聞こえた気がしたが、
私は英語の先生に呼びたされた事で頭が一杯だった
.
.
.
20分後…
貴「どうして先生居ないの…人の事呼び出しておいて!」
私は英語の先生を探すため、校舎内を彷徨いている
早く真ちゃんの所へ行かないといけないのに…
?「夏川さん?」
振り返ると、国語の先生が居た
先「こんな所でどうしたの?」
貴「実は…英語の先生を探してまして…」
先「え?あの先生、今日は体調悪くなって、もう帰ったって…聞いたけど?」
なん…だと⁉
貴「先生、ありがとうございます!」
私は図書館に向かって走りだした
英語の先生が居ないのなら、もう探す必要
ないしね…!多分。←
.
.
.
図書館に来てみると、真ちゃんは居なかった
.
.
.
下校時刻まで真ちゃんを待ったが、真ちゃんは来なかった
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作者名:早咲サクラ | 作成日時:2014年5月16日 17時