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番外編� 追靈ε� #とは ページ15
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【side→A】
私は今日こそ真相を確かめたいと思い、モデルさん(……あ、名前忘れた)と、この前会った道の近くに来てみた。
案の定、モデルさんは居た。
こうしてキセキ的に出会えたのも、私が日頃人事を尽くしているからなのだよ。
(と言っても、何もしてない。)
取り敢えずモデルさんに近寄ってみると、「あ、Aサン！」と言われた。
名前を教えた覚えもないのに、モデルさんは知っているということは……私の武勇伝とやらのせいだ。間違いない。
「ねぇモデルさん？」
「なんスか？」
「前から聞きたいと思ってたんだけど……武勇伝って何のことかなぁ？」
私がそう言った途端、モデルさんの顔が引きつった。
――長年の刑事のカンから、何かあると悟った！
「教えてよ！私の武勇伝ってどんなの？」
しつこく、ねえねえと聞くと、モデルさんはうーん、と少し悩んだ後、話始めた。
「オレが聞いた話だと、『軽トラで轢くって脅してくる』とか、『パイナップルで殴りかかってくる』とか、『みゆみゆが好き』とか、……っス」
絶対別の人だよ！！！！
多分、今、秀徳高校の２年生でバスケ部で、ＭやじＫよし先輩だよ！！！！
……と、叫びたい衝動を抑え、心を落ち着かせてから口を開く。
「モデルさん…その話、嘘ですよ」
「えっ！違うんすか？」
「そんな子犬みたいな目で見るな！違うもんは違う！」
一体、誰がこんなデマを流したんだか……
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作者名：早咲サクラ | 作成日時：2014年5月16日 17時
