終わってるよこの学校【ポケモンsv】【カキツバタ】【スグリ】

14.きっと君は（あなた視点） ページ20

さっき…一瞬、ほんの一瞬だけ、カキツバタが笑っていなかった。
自分は「なぜ、いつも笑顔なのに今笑っていなかったのか」とか考えていたが、心の奥底では違った、何故か「元気付けたい、からげんきじゃ、アイツがかわいそうだ」
って、いつも意地悪されてきていたのにそんな事を考えていた。自分は思い立ったらすぐ行動するタイプなので、すぐ
『勝負しない？』
と言ってしまった。それを今後悔していながら、手持ちを見直している。相手はカキツバタ、つまりドラゴン使い。フェアリーとドラゴンが手持ちでは効果バツグンだ。あとは…
『相棒、出そうかな。』
そう、自分はスグリ以外に相棒を見せたことがない。一度アカマツやタロ、ネリネに
「見せて」
と言われていたのだがその時は断った。写真とかを撮られそうだ。だが今の相手はどうだ、カキツバタだぞ？どうせ、
「写真撮るのはめんどくせぃよ〜」
とか言うはずだ。
カキツバタ「オイラは出してくれると嬉しいんだけどねぃ？」
『まぁ、いいよ。
…いける？シャワーズ、ニャオニクス。』
カキツバタ「お前さん、シャワーズなんか持ってたんだな。テラリウムドームでは一切出てこないはずだろ？」
『まぁ、ね。』
この子…シャワーズは、私のお父さんから貰った子だ。もちろん傷つけたくない。
でも…カキツバタなら、いいかな。

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