4話 ページ5
貴方side
｢いやあぁぁぁぁぁ、今日だわ…｣
大阪、某所。
本日、私Aは浦島坂田船の夏ツアー、通称夏ツに参戦するためグッズを買っています。
大きめのリュックには大量購入したタオルや缶バッジ、Tシャツ、ペンライト…その他諸々。
それでも尚、グッズを買う為の列に並んでいた。
時計を確認すると、会場にはいる時間は差し迫っていた。
｢ここで最後にするしかないやん…｣
1人呟きながら肩を落としていると後ろにいるcrewの方から声を掛けられる。
｢アンタさ、誰推しなの？｣
｢推し…決められないから辛いんですよこれが｣
｢は？てことはさ、みんな好き〜とか言ってる訳？｣
これは不味い。
一触即発の空気に直面してしまった。
だからと言っても、怒りの沸点の低い私は既に相手の言い方にイライラしていた。
｢まぁ…はぁ、そうですね｣
｢アンタみたいなにわか邪魔なんだけど、LIVEに来られるとか凄い迷惑｣
｢あぁ……そうですか｣
イライラしているからと言って此処は浦島坂田船の皆様の楽しみにしていたLIVEだ。黙って前を向き直る。
にわかて何やねん。こちとら5年間ずっと浦島坂田船のファンだよ。ってか、浦島坂田船結成前からそれぞれのファンなんだよ。お前みたいに食って掛かるやつの方がLIVE来んなよ。
｢アンタ無視すんの？｣
｢すいません。何か用事でも？｣
｢帰れよにわか｣
｢うーん｣
｢は？帰れって、にわか｣
｢でも私浦島坂田船大好きですし…そう言う言い方あまり好きじゃないです｣
相手は相当腹が立ったのだろう。
手に持っていたカバンで私の顔を思いっ切り殴った。
｢いっ、てぇ！｣
その反動で少しよろけたら周りのcrewの方にぶつかってしまい、ちょっとした騒ぎになってしまう。
(うわー…これヤバいやつやんか…開演前だしさー、最悪…)
｢いい加減にしてくれない？｣
｢あの、ホントにやめてくれません？周りの迷惑にもなるんで…ホントに｣
｢だからぁ！アンタのせいで周りに迷惑かかってんの。考えろよ！アンタが帰れば何も無かった事になるから！｣
そうだ。私が帰れば周りの人の迷惑にもならないし、浦島坂田船のメンバーの方々が余計な事を考えないでいいんだ。
｢分かりました。帰ります。お手数お掛けして申し訳ありません｣
ぶっきらぼうに言葉を残してその場を去った。
会場を出ようとすると、とあることに気付く。
｢やっべぇ…迷った｣
極希にとんでもない方向音痴を発揮する私は極希な状況でそれを発揮した。
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SPica(プロフ) - クソ細かいんですがDAYBREAK FRONTLINEでデイとブレイクの間、フロントとラインの間にスペースはないですよ……(ﾎﾞｿｯ)すごくこの作品が好きで時々見に返ってきます (2022年11月29日 9時) (
レス) @page1 id: de6f1cf850 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - ベットで悶えてるレイちゃん･･･、あれLIVEの余韻ひたひたの時の私です(((( (2019年7月24日 12時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちちゃんより１つ歳上なんですが、こういうことあったらいいなと思いました。 (2019年4月8日 22時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、すごい笑いましたw夢主ちゃんの性格好こです笑笑！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
推し - 笑ったりにやにやしたり(それも笑いだけど)めっちゃ楽しませてもらいました！高評価の仕方がわからなかったのでコメントしておきます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 0ae925b25f (このIDを非表示/違反報告)
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