( 52 )大量のお菓子。 ページ4
朝。
いつも通り家の前で待ち合わせ。
A「はい、これ由孝の」
森山「毎年ありがとな」
A「今年は貰えるといいな、本命」
市販のものだが、毎年渡している。
高校受験で忙しい時はコンビニのチョコだったり、ちゃんとしてる時はデパ地下だったり。
笠松「…ちょっと待て、俺にはねーのか?」
A「ん?なにが?」
笠松「今日バレンタインだろ!!」
A「えぇ、そんなに幸男乙女だったっけ〜」
ニヤニヤしながらそう言うと少ししょぼんとする幸男。
本当は放課後にでも渡そうとしたけど、そんなに欲しいならしょうがねぇな。
「ちょっと待ってて」と言い、紙袋を持ち出す。
…幸男こんなに食って太らねぇかな。
家を出ると2人して少し驚愕した顔をする。
A「邪魔になっかなと思ったんだけど、はい。幸男へのバレンタイン」
笠松「お、おう。多いなこれ…」
学校でどんな反応されるか面白そうだから由孝に周りの反応教えてと言うと、任せろと返ってくる。
森山「因みにその中何入ってるの?」
A「えっと、クッキー、ガトーショコラ、マドレーヌ……他にあと複数」
森山「…幸男、太るなよ」
笠松「ちょっと気を付けねぇとな…」
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作者名:神無月 | 作成日時:2019年9月23日 20時