お調子者２号【宮地清志】

( 3 )やはり双子。 ページ4

高尾「もしかしたら真ちゃんより頭いーかも」

A「え、緑間くんそんなに頭良いの？」

高尾「新入生テスト、学年トップだもんな！真ちゃん」



わ、すっごい頭良いじゃん。
それでも和成がそう言うのは事実であるからだ。

自分でも自負しているが、私は頭が良い方だ。



A「でもまだ分かんないし、今度の考査で勝負しよっか緑間くん」

緑間「臨むところだ」



乗り気じゃん。
ま、何事も勝負事が楽しいよね！

あっ、そういや。

私は自分の鞄から1枚の紙を取り出して机の上に置いた。
その紙は入部届けと書かれている紙だ。

男子バスケットボール部。
希望理由欄にはマネージャー希望と書いたもの。



A「和成ってバスケ部でしょ？
これどーすればいい？」

高尾「おっ、バスケ部入んのか！！
歓迎だぜ！吐くなよ！」

A「いや選手じゃないでしょ馬鹿なの」



緑間くんもバスケ部？と聞くと和也から知らねーのかお前と言われる。


緑間くんは中学バスケで有名になったキセキの世代という人達の1人だと言う。
そのキセキの世代のバスケセンスは少し上手いとかいうレベルではないのだそう。



A「まーじか、凄いね緑間くん」

緑間「別に」

高尾「ツンデレだなー真ちゃん！」

緑間「うるさいのだよ高尾」



…っ



A「あははははっ！！
なにその"なのだよ"って！！
さっきから気になってたけどまじ面白い…っ」

緑間「やはり、高尾の双子の妹だな。
お前ら何も変わらないのだよ…」



ちょっと睨みを効かせてくる緑間くん。
取り敢えずごめんごめんと謝っておいた。

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