25皿 ページ25
夏休みが終わるまで、あと1週間を切った。
この1ヶ月間、私がどこで何をしていたかを少し話させてほしい。
まずこの期間、私は夢ノ咲学院にお邪魔していた。
夢ノ咲学院とは、男性アイドル育成に特化し綺羅星のごとき才能に溢れた若者たちを代々、芸能界へと輩出してきた歴史をもつ。
もちろん、芸能を生業としている神楽坂家とも関わりが深く、私の受け入れに関しては一切の躊躇がなかった。
そこで私は、アイドル兼プロデューサーとして、身を粉にして必死で働いていた。
アイドル兼プロデューサーと言っても、それぞれのユニットと一緒にレッスンをして、お互いに悪いところを指摘し合うという程度のものだ。
まぁその指摘に関しては、ど素人のプロデューサーちゃんよりかはいい仕事してたと自信を持って言える。
あ、全然嫌いじゃないです。事実を述べただけで、あんずちゃん自体は可愛くて好きです。
そこで、アイドルとしての基礎を身につけ、
そのため、私はこのEveとTrickstarのサマーライブで前説をやることになった。何故。
1曲だけフルで歌って、ライブの説明をして、会場を盛り上げて、メインであるEveとTrickstarへステージを明け渡す。
私が出てきた最初はお客さんも微妙な反応だったが、歌を歌い出した瞬間空気が変わったのがわかった。
やっぱり自分は歌を歌うことが好きだ、と改めて自覚させられた。
最後のアンコールでは、明星くんと巴くんに引っ張られて一緒に歌うことになった。
私が出てきたことでより一層歓声が大きくなって、案外気持ちがいいものだ、とハマりそうになった。
.
(「A、悪かったな。最後スバルのやつが無理言って、」
『あぁ、真緒くんが謝ることじゃないでしょ。それに、私も楽しかったから全然いいよ。』
「はぁ、お前もそういうとこあるよな〜。サポートするこっちの身にもなってくれよな。」
『真緒くんなら絶対大丈夫だと思って。』)
.
(「あぁあ、霊感が止まらないっ！お前、サイコーだな！！」
『レオくんの曲もサイコーだよね。私、こんな曲歌いたいや。』
「わははは！特別にAになら作ってやってもいいぞ！」
『本当！？じゃあお願いします！』)
.
そうして、私の夢ノ咲での夏休みは終わりを迎え、また遠月での生活が始まろうとしていた。
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水愛(プロフ) - Ｒ!Ｎさん» コメントありがとうございます！これからも頑張っていくので、よろしくお願いします！ (2019年10月22日 7時) (
レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ!Ｎ(プロフ) - とても面白いです！頑張ってください！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - チョコ味噌スープさん» ありがとうございます！コメントもらえてすごく嬉しいです。これからも頑張っていくので、よろしくお願いします！ (2019年10月19日 23時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ味噌スープ - 初感想頂きました！！頑張ってください！応援してまぁす！ (2019年10月19日 22時) (レス) id: 956f84dad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水愛 | 作成日時：2019年8月13日 16時
