黄色い人の彼女はあの子

#.あの子の配信 ページ3

今日は仕事終わるのが遅くなった
いつも定時頃にお疲れさまLimeをくれているので、返さなくてはとアプリを開く

別に束縛があるわけでもないが、なんとなくできるだけ早く返したい
Aと付き合うまでの彼女に対してはそうは思わなかった


今終わったわ〜と、返信して青い鳥のアプリを見てると、彼女が配信しているという投稿が目に入った
配信画面にとぶと、イヤホンからは聞きなれた落ち着く声







『え、センラくんの好きなとこ〜？』



おい、リスナー、なんてコメントしてくれてんねん
電車の中でソワソワしてきてもうたやんけ



『ん〜、いっぱい笑わせてくれるし、優しいし、かっこいいし』



マスクがあってよかったとしみじみ思った
盛大ニヤけてるわ……自分ニヤニヤしてきっしょいけど幸せやな



『なとには勿体なく思ったりするよね』



そんなことない！！
逆や！俺に勿体ないぐらいや！！




『そんなことないよ、って、さかたんじゃんｗｗｗまあね、暖かく見守ってくれたら嬉しいよ〜！もちろん、リスナーのみんなのこと大好きだからね。てことで、今日はおしまいだ！！あ、ハバナイスデー！ｗｗｗｗ』









KI-SENRA保護地区@_

勿体ないわけないんだなあ、これが


｜
あほのさかた@_

お前には勿体ないよな


｜
KI-SENRA保護地区@_

好き同士やからごめんなちゅ


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あほのさかた@_

ドン引いた、友だちやめる






｜
@g
配信聞いていたんですね！


｜
@f
勿体なくない！お似合いです〜









センラ全然勿体なくないで。いつもありがとう。




A嬉しいです。こちらこそありがとう。




センラ今日は、もうこの後暇なん?




A暇してるよ〜




センラ会いたい。行ってもいい?




Aいいよ。待ってるね。気をつけて






彼女の配信を聞いてから、無性に会いたくなった

なんなら抱きしめたくなった


どうしようもないぐらい、


Aのことが好きや。

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