【文豪ストレイドッグス】森先生の弟は、中原中也に好かれている！？【中原中也】【男主】

気づいたことは、言わなければ良い。 ページ27

中原side

席を外す？こんな時に？

他にも接触する人物がいるとは聞いていないぞ？

何をする気だ？

…付いて行こう。

Aside

中原君は、最近私を見る目が変化した。

不審な目を向けるかと思えば心配するような目もする。

一度それとなく聞いてみたが、はぐらかされた。

ま、大体わかるけどね。凡そスパイの容疑でも持たれているのだろう。

でも、誰が幹部にそのように疑わせた？何のために？

気になったので、わざと行き先を告げた。

十中八九、幹部は後をつけるだろう。

その時、出来るだけ探りだす。

………でも少しだけイタズラしてから。

私は手洗いに行き、丁度一緒だった奴を気絶させ、其奴に変装した。…ゴメンよ。

その変装で中原幹部から逃げた後、電話を掛けた。

何でかっていうとね、あ、其れより誰に掛けたのかの方が気になるか。

…万一の為の保険とイタズラの両方の為に、ね。相手は大体わかるだろう？

余計な事をしなければ、と言ったのは私だけれど今回はね。

…次はちゃんと、幹部に掛けたよ、勿論。


中原side

あいつがトイレに行ったきり、戻ってこねぇ。

女装さえして居なきゃ、普通に追い掛けられたのに。

そうしていると、背後から声をかけられた。

中「(何だ？此奴。)はい、何でしょう？」

あ”ーーー慣れねぇ。自分で言ってて気持ち悪リィ…

柊「こんにちは。柊財閥の者ですが、連れがお世話になった様で…」

中「…？ああ！あの時の子の保護者さんですか。気にしなくて良いですよ。」

なぜこの様な事を言えるのかというと、折り紙を調べる為に少々彼奴から掠め取ったからだ。

柊「いぇ、お転婆だったのが、折り紙を綺麗に持っておく為だとすっかり大人しくなりまして。本当に助かりました。其れと言っては何ですが、如何です？この後お茶でも…？」

中「(うわ、面倒な事になった…)大丈夫ですよ、お気になさらず。」

柊「然し…」

江「やぁ！待たせたね。…ゴメンねぇ、柊君、だっけ。この人この後大事な用事あるから、失礼させて貰うよ！じゃあ行こうか！」

中「(…は？え、何だこの語尾に ！ がスッゲエつく奴？)はい。では柊様、失礼させていただきます。」

柊「そう、出来ればまた会ったら連れに声を掛けて下さいね。」

＿＿＿＿＿＿

一応ですけど、柊君はモブですよ、

なんかすいません。

名探偵って調べたら漢字変換の欄に、『名探偵に薔薇』って出てきたんだけど何ですかこれ？ …本編とは関係無いよ。→←折紙と密告文

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