涙42粒 ページ48
｟そ、それって間接キスじゃ……｠
あいにく私は天然ではない。
１回バンの飲みかけのお酒を飲まされ、エリザベスがそれは間接キスだと指摘されたことがあったのだ。
つまりこれは恋人同士がやる行事のようなものだと私は勝手に思っている。
だからこそ、驚いた。
「おい、ナランチャ、、それって か、間接キスじゃあないか！！！！」
私が口を開く前にフーゴさんが口を開いた。
どうやら私と思っていたことは同じらしい。
「なんだよフーゴー？今どきのやつらとってはそういうの普通らしいぜー？？？？」
知らねぇのかよーっとナランチャさんはフーゴさんを細目で見ながらニヤついてる。
「貴方みたいに暇じゃあないんでねッ！オレンジジュースくらいなら僕が代わりに頼んだ方がマシだと思いますがｯ！？」
オレンジジュースで喧嘩してる……
お兄ちゃん、今日も世界は平和です。
じゃなくて……。
「2人とも！落ち着いてください！」
ジリジリとしている二人の間にたち、まあまあ……っと説得する。
「大体、君と僕1歳しか変わらないじゃあないか！」
「1歳でも俺が年上だからよぉー！」
なかなか終わらない喧嘩。
でも、そっか。ナランチャさんの方が年上なのか。失礼だけど、あまりそういう風にはみえないなぁ。
こんなこと言ったら怒られるだろうけど……
そんな風に、もうその喧嘩を苦笑いで見ていた。
すると、ブチャラティさんの低い声が咄嗟に聞こえてくる。
「おい！」
「うるさいぞ、お前らｯ！」
「ほかの客に迷惑だ。もう少し静かに食事しろ。」
この光景を見るのは4回目、いや5回目かな？
でも、やっぱり幾ら二人が喧嘩してても止めないんだろうな。周りに迷惑だからって時くらいしか。
初めは、止めない皆に違和感があった。
けど、やっぱり今回も私の言ってることが聞こえてないのかのように、喧嘩を続けた。
喧嘩をすると周りが見えないらしい……。
「すみません、ナランチャ。僕が悪かったですね。」
「いや、フーゴごめんなぁー、俺が悪かったよ、、。」
……ミスタが、すぐ仲直りするからほっとけ…的なことを聞いたけど、本当にその通りだ。
なんだか、コントを見ているみたい。
「ｸｽｯ……」
私は気づいたら、口角を上げ、手を口元に、笑っていた。
- - - - - -
「……やっぱり、女の子って笑った顔が1番って本当だな。」
「そうですね。ミスタ。でも、Aの場合はどんな顔でも愛らしいですよ。」
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温泉たまぴ(プロフ) - ?さん» 初コメ嬉しいです(･_･、)私もミスタ大好きです！！！！！これからも頑張ります！ありがとうございます！ (2019年2月19日 21時) (
レス) id: 757ec742da (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ミスタにそんなこと言われたら書くしかねェじゃあないですかぁ！！(ミスタ推し通過)七つの大罪もジョジョも好きなんで嬉しいです！お話しも面白い！更新頑張ってください！！ (2019年2月19日 15時) (レス) id: d9d30c6415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温泉たまぴ | 作成日時：2019年1月13日 11時
