涙39粒 ページ45
私が何かと顔を向けると、ナランチャさんがもう氷しかないコップのストローを啜っている音だった。
ナランチャさんは、いつもぼーっとしてて何考えているかわかりにくい……、
1番単純で、やんちゃなイメージもあるけど、意外としっかりしてるのかな。
なんて、思いながらナランチャさんを見つめていた。
「んー？どうしたんだぁ？A」
ふと私の視線に気づいたのかナランチャさんは私と目を合わせる。
ハッとした私は戸惑いながらも、ナランチャさんはお酒飲むんですか？っと何とか話題を持ってきた。
「あー、いやよー、俺あんま酒の美味しさがわかんねーっか、甘くねぇのによ、よく飲めるなって思ってまうんだよなぁ。」
「わかります！お酒って難しいですよね。種類もいっぱいですし。オレンジジュースとかの方が美味しいかなって…」
「ほんとそうだよなぁ。Aはオレンジジュースの美味しさがわかるんだなっ！フーゴのやつなんてよぉ、俺より年下なのに、珈琲なんて飲みやがるんだぜぇ？ホント意味わかんねぇ。」
｟えっ、ナランチャさんの方が年上なんだ……とか言ったら失礼だよね、、。｠
「でも、私もいつか珈琲とかお酒とか飲めるようになりたいです。ブチャラティさんとか、アバッキオさんは普通に飲めてるし、大人っぽくって…。」
いいなぁっとため息混じりにそんな言葉をブチャラティさんやアバッキオさんを見ながら言うと、
ナランチャさんはﾋﾟｸｯと、明らかに反応を示した。
「Aよ、そういう男が好きなのかよ？や、やっぱり、酒が飲める男の方がいいのか？」
ナランチャさんの顔は俯いててよく分からない。
こういう系の話は聞く側だったから、自分ではあまり考えたことがなかったかもしれない。
「私は……私は、お酒が飲めても飲めなくてもそこにこだわりはそんなにないですよ！多分、こだわりのある子はそんないんじゃないですかね〜。」
私が全て喋り終えるのと同時に
がくんと下がり切った頭が勢いよく上がった。
「ほ、本当か！？」
「少なくとも私はそうですよ！」
あまりにも嬉しそうで目が輝いているから、私まで嬉しい気持ちになる。
やっぱり、凄いな。
｟それにしても……こんなこと聞くって事は、ナランチャさんも''恋''してるのかな？｠
ディアンヌに恋について色々語られたから何となくわかるようになっていたらしい。
__
「少なくとも私はそうですよ！」
「てことは、俺にもまだチャンスはあるっーことだよな」ﾎﾞｿｯ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
温泉たまぴ(プロフ) - ?さん» 初コメ嬉しいです(･_･、)私もミスタ大好きです！！！！！これからも頑張ります！ありがとうございます！ (2019年2月19日 21時) (
レス) id: 757ec742da (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ミスタにそんなこと言われたら書くしかねェじゃあないですかぁ！！(ミスタ推し通過)七つの大罪もジョジョも好きなんで嬉しいです！お話しも面白い！更新頑張ってください！！ (2019年2月19日 15時) (レス) id: d9d30c6415 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：温泉たまぴ | 作成日時：2019年1月13日 11時
