涙15粒_ ページ18
「……そっからはどうなったんだよ？」
「それから、街の周辺には
白い髪の太ももに人魚(マーメイド)の印をつけた女が集落を焼き払って人を殺したって、
そんな噂が一瞬で流れたの。」
「その噂が仲間のところに来るとは思ってなかった。
だから私は何も言わなかったんだ。」
-
「ただいま……」
「おお！A！丁度いい！お前も店手伝ってくれ！」
メリオダスはビールを両手に持ちながら忙し(？)そうにしていた。
「……んぁってメリオダスその女ァ！？」
「ん？Aがどうかしたかー？あ、言っとくけど、うちの看板娘だからなー？」
そう言って私を抱き寄せるメリオダス。
｟いや、まってこの男……まさか｠
「その女!!!!集落に火をつけた……人を殺したやつだろ！？」
男の怒鳴るような大きな声は店の人たちをざわつかせた。
「お前、酔っ払いすぎじゃないかー？」
メリオダスは何事も無かったかのように、にししっと笑っていた。
「はぁ！？おいおいメリオダス。知らねぇのかよ！この記事見てねぇのか！？」
｟やめて。｠
メリオダスは黙って、真剣な顔でその記事を見ていた。
「ここだよここ！『白い髪の太ももに人魚(マーメイド)の印をつけた女が集落を焼き払って人を殺した』って、この女のことじゃないか！？」
男は私の太ももの印を刺した。
｟でも、大丈夫……きっとメリオダスなら。｠
「お前、最低だな。」
｟え？？？｠
「ま、まってメリオダス…」
「もう、いい。部屋に戻れ。」
はじめてだった。はじめて、メリオダスに睨まれた。
私は黙って自分の部屋に戻った。
-
「そこからは、次の日の朝、荷物をまとめて、店を出ていった。……ありがとう！みんな真剣に聞いてくれて。うれしい！私、今は幸せだよ！」
怒り、驚き、同情の感情がみんなの表情に見えた。
「…それで、Aはその仲間を恨んでいるのか？」
ブチャラティさんが前のめりになって、私を見つめる。
「ううん。恨んでないよ。」
「何故だ。僕にはわからない。そんな事されたのに……あなたを信じなかったのに。」
「そ、そうだぜ。俺にもわかんねえ！」
「…私は守れなかったから。」
「あの時私は村の人を守れなかった。」
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温泉たまぴ(プロフ) - ?さん» 初コメ嬉しいです(･_･、)私もミスタ大好きです！！！！！これからも頑張ります！ありがとうございます！ (2019年2月19日 21時) (
レス) id: 757ec742da (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ミスタにそんなこと言われたら書くしかねェじゃあないですかぁ！！(ミスタ推し通過)七つの大罪もジョジョも好きなんで嬉しいです！お話しも面白い！更新頑張ってください！！ (2019年2月19日 15時) (レス) id: d9d30c6415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温泉たまぴ | 作成日時：2019年1月13日 11時
