雪の舞姫2

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甘い夜ページ30

その後部屋の掃除と荷解きをしてから紅茶をいれて、リヴァイの部屋を訪れた。

懐かしいこの感じ。

リ「…来たのか。疲れているならはやく寝ろ」

貴「誰もそんなこと言ってないでしょ？…変わってなくてよかった。ちなみに言うと、私は全然疲れてない」

リ「そうか」

貴「久しぶりの再会なんだから、もうちょっと甘えてくれたっていいのに…」

リヴァイのカップを机に置いて、自分はベッドに座った。
それを見たリヴァイは私の隣に無言で座った。
そして、左手薬指にはめた指輪にキスをした。

リ「これをつけて帰ってきてくれただけで十分だ」

貴「…ほんと、3年前と変わらない…///」

リ「お前はずいぶんと変わったようだな。…その服はどうした」

貴「ミラからもらったの。…もう兵士じゃないんだからっ！って怒られちゃって。」

リ「よく似合っている」

今までにないくらい小さな声で呟いたのが聞こえた

貴「ミラに感謝…だね//」

そのまま静かに時間は流れて、紅茶もなくなった。

だんだん瞼が重たくなってきて、意識がもうろうとする。

リヴァイが何か喋っているけど、だめだ…力が抜けて…

でも、ただこの時間が、幸せだと思う