雪の舞姫2

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寂しいページ23

巨人のいない平和な草原に馬を走らせる。
まだ気を抜くと涙が溢れてくる。

ミラ「あれー？寂しいんですかー？」

貴「ミラ！隊形を崩さないの！」

ミラ「いいじゃないですか！もう巨人はいませんよ？」

貴「ふふっ…それもそうね。さっきまで大泣きしてたくせに、もう元気なのね…」

ミラ「まあそりゃあ、あんな幸せな姿見せられたら、こっちまで元気になりますよ！」

貴「あっ…あれは…///」

ミラ「かわいかったなぁー…デレデレの団長」

貴「ミラ…削がれたい？」

ミラ「いやですっ！！…リヴァイさん移ってるじゃないですかぁ！」

貴「…まあ、私だってかなり、寂しいけど…」

ミラ「かーわーいいー！！」

そうこうしてるうちに、懐かしい門の前についた。
煙弾を撃って合図を送ると、迎えの音楽と共にゆっくりと門が開いた。

わあっと、盛大に迎えられる。この国もお祭りモードみたいでとても賑わっている。

人1「A団長！ありがとう！！！」

人2「英雄たちが帰ってきた！！」

あぁ…懐かしい。
そのまま馬で歩いて王様の元へ向かう。

王「…ご苦労だった。」

貴「はっ…無事巨人をこの世から消し去り、人類を救うことに成功しました」

王「特別守備兵団のことだが、」

貴「解散でも何でも、受け入れる所存でございます」

王「これからの人類の発展に貢献してもらうため、そのまま活動してもらう。改めて壁の外の調査をし、この世界の構造を明らかにするのだ。」

貴「はっ！！かしこまりました！」