恥じらい ページ18
リ「ほら、飲め」
ベッド横の椅子に置かれたお盆には、紅茶の入ったカップが2つ。
入ってきたときには驚きすぎて気づかなかった。
貴「いれてきてくれたの?」
リ「あぁ…。」
貴「ありがとう(ニコッ)」
一口飲むと、同じ茶葉でも私のいれる物とは少し違う味がした。なるほど、リヴァイは少し薄めが好きなのか…
貴「そういえば、あのときのキス…」
リ「…!?」
真っ赤な顔をして固まるリヴァイ
貴「思い出すと恥ずかしい?」
ニヤニヤしながら聞くと、身を乗り出して私の目の前まで顔を近づけてきた。
リ「…いつかお前も、真っ赤にしてやる。さっきの俺と同じようにな」
そう言って私の額にキスをした。
すぐに離れようとするのを見て、とっさに首元に手を回して抱きついてしまった。
…何でだろう、まだ物足りない。まだ離れたくない気がした。
少しだけなら、甘えてみていいだろうか。きっと私の顔は真っ赤だ。
恥ずかしいからすこし下を向いて、
貴「…もう一回だけ…」
するとリヴァイは、私のケガが痛まないように優しく抱きしめて、唇にそっとキスをしてくれた。
さらに体を寄せてリヴァイに抱きつく。
貴「あったかい」
リ「…何だ…急に//」
貴「甘えたい気分なの」
外を見ると、ふわふわした雪が降り積もっていた。
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作者名:さき | 作成日時:2019年7月24日 11時