松に〇〇してみたPart５

続き【年中松】 ページ15

チョロ松Ver.
「わざとじゃないんだってば！」

『でも壊したことに変わりはないでしょ！？これどうしてくれんの！？』

松野家で遊んでいた私は、転んでしまってチョロ松の大事な大事なにゃーちゃんのフィギュアを壊してしまった。
しっぽが取れてしまったのだ。

『これもう売ってないんだよ！？チャームポイントのしっぽ取るとか意味分かんねぇ！』

「だからごめんって言ってるじゃん！」

『謝って許されることじゃないんだよ！』

はぁ、と大きく溜め息をついたチョロ松を見て、私は涙が溢れ出してしまった。
それを見てチョロ松もぎょっとした。

「‥‥っチョロ松、私よりにゃーちゃんの方が、大切なの‥‥？」

『はぁ！？‥‥んな訳、無いじゃん』

「だって、デートよりもライブ優先したりして、ひぐ、私、寂しくて‥‥っ」

その瞬間、チョロ松が私を抱きしめた。

『‥‥ごめん。そんなこと思わせてるなんて想像もしなかった。でも、僕が一番大事なのは夢ちゃんだよ？』

「ほ、本当？」

『うん。僕もあんな小さいことで怒ってごめんね。しっぽなんてアロン◯ルファで付けれるから気にしないで？あと、これからは何があっても夢ちゃんを優先する』







一松Ver.
『‥‥‥‥』

「‥‥‥‥」

絶賛喧嘩中です。何故かというと。
昨日‥‥
デート場所で一松が来るのを待っていた時。私に一本の電話がかかってきた。
松代さんからだった。
「おはようございます。どうしました？」
松『あのねぇ、今日一松とデートなんでしょ？今日行かないかもしれないわ』
「‥‥え？」
松『トト子ちゃんのライブに行くらしいわ』
「‥‥分かりました。ありがとうございます」





そして今に至る。
今日は一松と一度も話しておらず、私は超絶ムスッとしていた。その時。
私の隣に一松が座った。
私は少し離れようとすると、手を優しく握られ、止められた。

「‥‥何」

『ごめん』

「何が」

『‥‥昨日』

「別に気にしてない」

『‥‥気にしてんだろ。俺だって、そういうことされたら嫌だし』

「何でドタキャンしたの」

『‥‥毎回行ってるのに今回だけ行かないっておかしいと思ったから』

「じゃあもう私とデートしなくていい」

『っ！？ご、ごめん！今回の一件でもうライブ行かないって決めた！だから、ごめん‥』

「‥‥本気で反省してるの」

『うん、本当に、ごめん。俺のこと、嫌いにならないで』





ラスト末弟松！！！！

ラスト【末弟松】→←お願いと歓喜

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