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修造side
「にじむーって………昔の零兄………みたいだよね」
「どこがだよ」
「なんとなくだよ♪あと良い訳？俺ずっとにじむーの腕にしがみついているけど」
たまにコイツはよくわからんとこがある
だが深読みはしない
「別にどーでもいいんだよ。歩きにくいけどな」
職員室に着くと赤司がいた
思わず止まると朔間が転けた
「痛い……どうしたの？にじむー♪」
「すまねぇ……赤司がいたからよ」
赤司の名前を出すと朔間が少し後ずさった
「どうしたんだよ」
「………にじむー、職員室は放課後でいいや」
「何か用があったんだろ？俺は用が終わったから教室に行くよ。虹村さんまた部活で」
「お、おう。朔間、用事終わらせんぞ」
「………うん」
コンコン
「2年の朔間来威です。長尾先生に用があって来ました。入室してもよろしいでしょうか？」
「いいぞ」
俺も行くとするか一緒に入ると
朔間は驚いていた
「え、にじむー？別について来なくても……」
「良いじゃねぇか」
そういえば諦めて長尾先生のとこに向かった
「なんだ？」
「実は退学をしにたんだ♪」
「は？」
「コイツ、来週から夢ノ咲学院に戻るらしいです」
「いきなりすぎるだろ」
それは俺も思いましたよ
「まぁ……分かった。残り1週間どうするんだ？」
「知り合いの家に居候する準備かな？」
「1週間もいんのか？」
「まさか……最初の4日間は学園に来るよ♪」
「そうか。分かった、この事は………」
「言わないでよ」
「分かった」
「じゃあね♪長尾先生♪」
職員室退出後
腕ではなく腰に抱きついてきた
「なんかお前ら喧嘩でもしてんのか？」
「してない………征ちゃんが怒ってるだけで」
「そうか。あんまり気を悪くさせんなよ？」
頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細めた
「来威」
「………征ちゃん、どうしたの？」
「もうそろそろでHRが始まるから来てやったんだ。着いてこい」ｸﾞｲｯ
「うわっ?!……っ!?」
俺はなんとか持ち堪えたが朔間は体重が軽い為転けた
そして何故か床ドン状態に
「来威退けろ」
「言わなくても退けるよ♪」
本当にコイツら喧嘩してねぇのか？
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作者名：仁兎餡蜜 | 作成日時：2020年5月13日 14時
