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来威side
久しぶりの夢ノ咲学院
ここにあの人がいると思うと気が引ける
「あ、来威くんじゃないか。久しぶりだね」
俺は足を止めた
「皇帝……」
「来威くんどうしたん？」
「やっと来てくれたんだね？僕の可愛いらしいお人形さん♪」
お人形さん？俺が皇帝の？
俺はいっちゃんのお人形さんだよ？
気づけば影くんの腕を引っ張って手芸部の部室まで来ていた
「お師さん！連れてきたでぇ……というか連れてこられたわぁ」
「入りたまえ」
ガチャ
1歩踏み入れた瞬間に抱き着かれた
その為少しバランスを崩して尻もちをつく
「っぅ〜！」
「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!すまない！ついしてまったのだよ。来て早々悪いがこれを着たまえ」
いっちゃんが指さしで示したのは
フリルがふんだんに繕ってある
アンティーク調のワンピースだった
そして色はValkyrieのイメージカラー
「あぁ♡僕が手伝ってあげよう♡君の肌は繊細だから丁重に扱わないと行けないからね♡」
ハートが多い………
「お師さんって来威くんの事になると結構キャラ崩壊するなぁ？」
「ノンｯ！喧しいのだよ！失敗作の君は大人しくそこで待っていろ！」
「(°∀°)ﾋｨｨｨｨ！ごめんなぁ！大人しくするから怒らんといてぇ!?」
「面白いし楽しい……ｸｽｯ」
「「今わろうた?!/笑ったかい?!」」
その2人の問いに無言で頷く
「あぁ♡もっと君が笑っているところを見たいものだね♡さぁ〜着替えようか♡」
………やっぱりハートが多い
いや……1年前もこんな感じだったはず
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作者名：仁兎餡蜜 | 作成日時：2020年5月13日 14時
