商店 ページ7
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「いらっしゃいませ」
そう言ってある商店に入ったAとアリアを歓迎したのはマリーだった。ここはマリーの父親が営む商店で、日用品から魔法に関連する道具までなんでも売っている。マリーは稀に商店を手伝うことがあるようだった。
「やっほ！例の話、ちゃんと付けてくれた？」
アリアの言う例の話とは、先日、Aを陸に連れて行くために、人間にする魔法薬の調達をマリーに頼んでいたのだ。
以前聞いた進捗情報では、マリーのお父さんに話をして、学生でも手の届く魔法薬をいくつか準備してくれる、との事だった。
「じゃあ2人ともこちらに座って」
マリーに言われるがまま、商店の窓側に設置してあるミニーテーブルに備え付けられた椅子に座る。マリーは奥から紅茶の入ったティーポットとカップを持ってきて、注ぎながら言う。
「魔法薬は三種類手に入ったわ。でもそれぞれ値段や効果が違うの」
紅茶を注ぎ終わったマリーに一言「ありがとう」と言うと、温かな紅茶に口をつけた。そのままマリーは再び店の奥へと行くと、3種類の小瓶を取り出した。
「まず1つめ。飲んだら人間になって、効果は3日間。これが1番ポピュラーね。他にも1週間や1ヶ月用もあるのだけれど、そこまでは必要ないでしょう？」
Aにだって学校生活はある。1週間も人間のまま、学校に行けなくなるのは困るので、マリーの言う通り3日ぐらいがいいだろう。
そして気になった金額を確認しようと、小瓶につけられたタグを確認すると、3000マドルと書いてあった。…高い。正直私の財布からは出すことができない。
「ごめんなさい」
「まあ学生に3000マドルは無理だねー」
同じくタグを確認したアリアも同じことを言った。彼女は一般家庭出身なので、Aと価値観は近い。マリーは「そうなんだ」と言いたげな顔をしていたが、次の瓶を差し出した。
「次にこれは、2日人間になれる薬。でも副作用が怖いの。1番悪いもので、一生人魚に戻れないだとか」
「それは売っちゃダメだね」
やはりその副作用のせいもあるのか、値段は先ほどと打って変わって300マドル。買えない事はない。マリーもこれは買わないだろうと思っていたのか、早々に瓶を片付け、最後の一本を取り出した。
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください！！ (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…！羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした．8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーも | 作成日時：2021年7月2日 21時
