正体 ページ16
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「ルーク！！」
「…ヴィル？そんなに慌てて」
Aとデュース、ヴィルは植物園へと足を運んだ。Aは場所を知らないので、全力疾走で走る二人に腕を引っ張られる形で走っていた。
どうやら、Aが探し求めている王子様は『トレイ・クローバー』と言う名前で、三年生、サイエンス部に所属しているという話だった。
「トレイは？いないの？」
「今日は休みさ。パーティーのケーキの新作を作るのが忙しいと言っていたよ」
「ハーツラビュルにいるってことか…！」
Aには話している意味が分からなかったが、ルークと呼ばれた金髪の男子とヴィルとデュースには分かる話のようだ。
「トレイに電話するわ」
ヴィルはトレイに電話を掛けたようだったが、あいにく彼は電話に出なかった。ケーキ作りが忙しいのだろう。
「あれ、デュース！え、ヴィル先輩もいるじゃん」
「エース！」
誰かがやって来たと、Aは足音のする方を向くいたところ、そこにいたのは先程別れたエースだった。ここにやって来たということは、きっと王子様の正体がトレイだと分かったのだろう。
「トレイ先輩は？」
「いないし電話にも出ねえ」
「ハーツラビュルにもいなかったんだよ、どこ行ったんだよトレイ先輩…！」
「ハーツラビュルにもいないのか！？」
確か、ケーキ作りのためにトレイさんがいる場所はハーツラビュルだったが、そこにもおらず、部活の活動場所にもいないという状態であるとAは頭で整理した。
「エース、何でトレイさんが恩人だと分かったの？」
「まず声を探そうと思って、寮に戻ってケイト先輩のところに行ったんだよ」
Aが「ケイト先輩？」と頭でクエスチョンマークを浮かべたのをデュースが察したのか、
「マジカメが好きな三年生です。クローバー先輩の友人です」
と言って、彼のマジカメを見せてくれた。ダイヤモンドのスートが描かれているので、もしかしたらエースとデュースの先輩なのかもしれない。どうやら、エースもAたちのようにインフルエンサーのもとに行って、情報を集めようとしたらしい。
「事情を話したら、トレイ先輩が人魚を助けたって話をしてたって分かったんで、Aさんの見た目を伝えたらビンゴしました」
「じゃあトレイで間違いなさそうね」
＊・＊・＊・＊
気付いたら順位伸びてました
いつもありがとうございます
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください！！ (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…！羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした．8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーも | 作成日時：2021年7月2日 21時
