番外編 〜松下、新しい恋始めます・・・！？〜 ページ42
松下side
「ねぇ、(人１)。一緒に帰ろ・・・」
私がそう言いかけたところで、(人１)の声が被さった。
「ごめん！松ちゃん！・・・ま、まふくんと帰るの」
恥ずかしそうに下を向きながら、そう言った彼女。
ラブラブそうで、なによりです。
「ああ、そっか・・・。じゃあね」
「うん、ごめんね。また、明日！」
「うん、また明日ー」
末永く爆発しろ、コノヤロー。
チラリ、と廊下を見るとそこには(人１)の彼氏クンが立っていて。
そんな彼の元に急いでいく彼女の姿は、いつもの姿よりずっと可愛らしく思えた。
「もー、ほんっと幸せそう」
私も、恋がしたい。
なんて言うと、今まで恋がしたことないみたいな感じになるが、つい最近まで、ずっと好きな人がいた。
もう、未練なんてない。
そう、(人１)は言っていたが、実はまだ少しある。
そんな事言ったら、あの子の事だ、心配してまた、私の事を優先してしまう。
彼女には、彼女の幸せというものがあり、それを私の事で潰してしまってはいけない。
「はぁー、ぼっちの帰りかー」
ろんちゃんは、委員会あるとか言ってたし。
「帰ろーっと・・・」
私は、(人１)ほど人気はない。
なので、囲まれることなく外に出れる。
それが、嬉しいか嬉しくないかは・・・複雑だ。
「寒っ・・・あー、最悪」
なんで、今日は家にマフラーを忘れてしまったんだよ、私。
というか、冬だからってこんな寒くならなくてもいいんじゃないですかー。
天気予報で、“今日は、そんなに寒くなりません”とか言ってたくせに。
めちゃくちゃ寒いよ。
そんな事を内心愚痴りながら、歩き出す。
「あ、カフェ寄ろ」
あそこは、温かい飲み物と暖かい室内で、ポカポカできる。
「よし、行こう・・・！」
「いらっしゃいませ・・・。あ、松下さん」
いらっしゃい。
そう言った、彼の姿を見ると、暖かく居心地の良いはずのカフェがなんだか、急に居心地悪くなった。
「お、お久ぶりです・・・歌詞先輩」
心が重い。
「うん、久しぶりだね。・・・あ、席ご案内します」
いつも通りの対応に心がズキリとなる。
先輩。
「ご注文が決まりましたら、またお呼びください」
どうして、そんないつも通りなんですか。
私の告白って・・・
先輩にとっては、ドキドキもなにも感じない、“ただの言葉”だったんですか？
そう考えると、泣きたくなってきた。
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ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (6月21日 19時) (
レス) @page50 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
月の人(プロフ) - 風霧志乃さん» コメントありがとうございます！話の軸がしっかりしてるなんて・・・うふっ(殴 応援ありがとうございます！更新、頑張りますね！(ｷﾘｯ) (2015年9月5日 22時) (レス) id: db3d4350bf (このIDを非表示/違反報告)
風霧志乃(プロフ) - 初めまして！私、この小説大好きですっ！！話の軸がしっかりしていて、よかったですし、話の内容も面白かったです。これからも応援してます。頑張って下さいね〜！！ (2015年9月5日 13時) (レス) id: f2bf20d045 (このIDを非表示/違反報告)
月の人(プロフ) - 瑞稀@アニメLOVEさん» コメントありがとうございます！歌詞先輩のところは、私も少しうるうるしながら書きました←噂を流した人物にもう、お気づきなんですね！頑張って隠したつもりでしたけど・・・。全て、お見通しってことですか。くっ・・・！← 更新、頑張ります！！ (2015年8月21日 18時) (レス) id: db3d4350bf (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀@アニメLOVE(プロフ) - 続編おめでとうございます！！このストーリーとても好きです！歌詞先輩のところの話で泣きました←噂流したのは○○ちゃんかなって思ってます…！楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2015年8月20日 21時) (レス) id: f15516dc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月の人 | 作成日時：2015年8月9日 19時
