軽音部、ボーカル科 2 【まふまふ】

番外編！　乙女の心と男子の思い(想い） ページ24

「コゲッ！これどーすんのさ！？」



「歌詞先輩、の学校遠っ・・・！」



「ま、まふ君から心配の連絡がたくさんきてる・・・」




この気持ちの理由は分かってて、相手に伝える言葉も分かってる。



でも、その気持ちを伝える言葉は、たった二文字なのに言えない。




「あ！コゲ逃げんなぁ！・・・なんで、あんな奴、“好き”になったんだろ」

私は、頭を抱えて呟いた。



「・・・“好き”です、って言えるかな私」

走るのをやめ、歩きながら言う。



「“好き”、だよ。まふくん・・・」

ケータイの画面を見つめながら、誰も居ない空き教室で、ポツリと呟く。




あなたが居ない場所でなら、簡単に言えるのに。




あなたが居ると絶対に言えなくなる。




“恋”は楽しい？




いえ、


“恋”は辛くて難しいです。





「「「頑張れ！私っ！」」」


乙女たちは、自分を励まして歩き出した。









＊



「ちょ、それは俺もだけど、96の方が悪いでしょ！？」




「うーん、久しぶりに皆に会いたいな・・・」




「(人１)先輩、どうしたのかな・・・？」




気付けば、キミと一緒に居る日々がすごく楽しくなっていた。




この気持ちが何か、知っている。




「あ！そう言えば、俺、友達に呼ばれていたんだったー！じゃ！」

冷や汗をかきながら、走り出す。




「今度、皆で遊園地行こうって、誘ってみようか・・・。あれ？ここ何処？」

悩み過ぎて、全然知らない場所にたどり着く僕。



「もー！一緒に今日歌うって約束したじゃないですかー・・・」

僕は、少し怒りながら先輩を迎えに行く。






「うわぁ、絶対怒ってんだろうな・・・ははっ」




「あちゃー、またやっちゃったか。くくっ」




「何の曲歌おっかなー、くすっ」




なんか。嫌な事があっても・・・さ、



キミと一緒に何かすることとか、何しようと考えてる時間とか、




すっごい楽しいんだよ。




これからも、キミとたくさんの思い出を作りたい。




なんて(笑)




でも、ジョーダンは三分の一で、後は真剣だから。






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皆さんの心模様を書きたくて書きました。

コゲさんと96ちゃんの間に恋愛があったなんて・・・！

と思っている人は居るんじゃないでしょうか？

私的には、この二人くっつけたいです。

本編が終わって、番外編を書けるスペースがあったら、

書こうかと思います。

もちろん、主人公たちも書きますけどね！

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