やんちゃ小僧のやんちゃ師匠

侵入、捕縛 ページ10

佐鳥"出会い頭頭吹き飛ばされたぁ！とっきー仇討って！"




時枝「…いや、賢の囮も無駄ではなかったみたい。」




佐鳥"え？"




時枝「賢がやられた後に木虎と嵐山さんが前と後ろ、太刀川隊が左右を上空を風間さんが囲んだ。」









＿＿＿＿＿＿_






『…囲んだか。』




左右にヒゲとその仲間、前と後ろにさっき殺ったやつの仲間…………。




姿はないけど多分上空には林藤の弟子の弟もいる。




こりゃ、お手上げだな。




『……お手上げ、お手上げだ。捕まってやる。』




太刀川「なんだ、急に大人しくなったな。」




嵐山「気をつけて。奇襲の可能性もあります。」




木虎「……。」




『ないっつーの。当てて上にあげてるだろ。生身でこの人数は私でもきつい。ネイバーならいけるけどね。』




思ったより、この組織もネイバーを倒すために強化されてるってわけだ。




風間「……こちら風間。標的は白旗を揚げた模様。」




忍田"わかった。本部に連行しろ。ただし、一般人の可能性も考えて丁重に扱え。"




風間「了解、ついて来い。」




『ことが早くて助かるな。風間の弟。』




さて、最初は誰とご対面か……。









＿＿＿＿＿＿






「…まじか。」




第一次侵攻があった約4年前、笑顔で死んだあの人。




黒トリガーにならず、亡骸もその後行方不明になっていた。




その人が、生きている。




最上さんのように、支えてくれた人が。




「…生きてれば、いいことはあるんだね。」




さて、一仕事しますか。

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