やんちゃ小僧のやんちゃ師匠

へべれけ野郎 ページ48

『歩けこの野郎。』





忍田「ちょっと…もう少しゆっくり……」





『立って寝るな！！こんなところで寝てればマスコミどものいいカモになるぞ！』





城戸「……タクシーが来た。林藤、送ってやれ。」





林藤「分かりました。ほら忍田、立てるか？」





『もういい、引きずるぞ。』





城戸「私は歩いて帰る。君たちも帰り道で粗相の内容にしろ。」





『おー、それを本人に言ってくれ。』





タクシーが来たのに顔真っ赤で今にも倒れそうなバカ。





『飲めないならチビチビ飲めばいいのに。』





林藤「いいや、こいつはアンタがいたから飲んだのさ。」





なにせ4年間、アンタがいない中過ごしたからな。





そう空を見上げた林藤。空は今にも降りそうな雨雲で覆われていた。





『……私の命日も、こんな天気だったっけな。』





まぁ、今は思いつめることないか。





『林藤、頼んだぞ。真史、家の鍵出しなさい。』





忍田「ん？あー……内ポケット…………」





……ってまた寝やがったな。





『仕方ない、鍵はあとだ。行こう。』





林藤「そうだな。」

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