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中年話 ページ45

『うっっっわ、こんなにあるのかよ。』





城戸の仕事はどちらかと言うと情報処理。





パソコンでの仕事が主だが、書類もある。





私、林藤、真史はその書類を担当。





『「ネイバーと戦闘していた隊員に家を破壊された」



「隊員は緊急脱出があるからずるい」



「警戒区域を戦場にしている」



ボロクソだな。なら警戒区域外で戦ってやろうか。』





忍田「やめてください。火に油を注ぐだけです。」





守っているのはこちらなのに、嫌われ者を買って出るとは。





『人を批判することでネタを得る報道陣も、なに考えてるのやら…。』





林藤「まぁ、でかい組織ほど情報漏洩を防ぐからな。暴いた時が一番のネタってわけだ。」





…社会はよくできているな。





『そうだ、林藤、真史。お前らには生前の貸しが幾つもあるよなぁ?』





林藤「……あったか?」





忍田「いや……?」





『林藤は、そうだな……、


お前隠れて私の酒飲んだろ。


それに飽き足らず私が楽しみにしてた高めのアイスも食ったし、


服がないからと言って私の普段着借りた挙句に汚したな。




真史は、たしか…



風呂覗いたし、


まずいカレーを食わすし、


お前も普段着借りて汚したよなぁ!!?








お前ら私の服じゃなくて最上や城戸がいただろう!?』





林藤「そーいや、そんなこともあったな。だって、なぁ?」





忍田「Aさん、貴女いつも機動性に優れた服を着ていたでしょう。」





『そりゃそうさ。いつ襲われるかわからない中、スカートなんてはけるわけがない。』





林藤「で、その借りをどうするつもりだ?」





『借りを酒として返してもらう。』





忍田「貴女、今の年齢で飲めませんよ。」





『なら二次会として真史の家で飲むか。』





忍田「え"っ。」





『一升瓶買ってこいよ、ガキども。』





林藤「タバコ節約しねーとなぁ……。」





城戸「……仕事に集中しろ。」





こんな時でもお前は真面目だな。城戸。





『たまには、お前にも気を抜いて欲しいよ。』





城戸「…後少しだ。」





『よっしゃ。』





4年ぶりの酒だ。存分に飲んでやる……!!!





忍田「はぁぁぁ……。」





酒、弱いんだけどなぁ。





林藤「タバコ税、上がったからなぁ……。」





俺の小遣い……足りるか…?





城戸「全く…。」





やんちゃなところは変わらんな。お前は。

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桃の缶詰っておいしいよね(プロフ) - すももさん» あぁ……!!!( ゚д゚)やってしまった!!忠告ありがとうございます!!! (2019年12月27日 22時) (レス) id: d7a61f0ac1 (このIDを非表示/違反報告)
すもも - 風間さんのお兄さんが亡くなったのは第1次侵攻の時じゃなくてそれよりも前です……。 (2019年12月26日 11時) (レス) id: 36617f7fda (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (2019年12月8日 18時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね(プロフ) - ありがとです!ゆっくりですが、頑張りたいです! (2019年10月15日 23時) (レス) id: d7a61f0ac1 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶(プロフ) - 面白いですね!続き楽しみにしてます! (2019年10月14日 15時) (レス) id: 3d51fd0542 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃の缶詰っておいしいよね | 作成日時:2019年10月13日 23時

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