やんちゃ小僧のやんちゃ師匠

本部長、最高司令官 ページ24

「おーい、迅。お前こんなところで何してんだ？」





迅「げ。太刀川さん…。」





太刀川「城戸さんに忍田さんもいるじゃん、何してんの？」





「……うおぉ。」





メンツ豪華すぎる。そう思う。出水は、言葉が出ない。





風間「…城戸司令、今日はメンテナンスのアナウンスが流れたはずですが。」





城戸「それならもう終わった。メンテナンスと言っていたが、今回は確認のみだ。」





城戸の威圧に、追求する気が失せる風間。





出水「…そういえば、今日本部に入れた一般人の女の子、どうしたんすか？」





忍田「あぁ、彼女はトリオン量が多いため、後日入団試験を受けてもらうことを同意してもらい、今は本部を見学中だ。」





迅「今はあの子本部内で迷子になってると思うよ。」←





未来視を使い、現在状況を一人笑って見守る迅。





何事もない会話だが、一人疑問がある人間がいた。





太刀川「女の子なら記憶消して返せばいいのに、迅からスカウトさせるとは、いい未来でも視たのか？」





太刀川は、核心をつくような発言を急にする事がある。これには少し忍田は眉を動かすが、





迅「うん、視たよ。まぁ、正確にいえば




"良い未来になる確率が上がる未来"




が視えたってことかな。」





出水「へぇ〜。その未来の内容はまだ分からないんすか？」





迅「そうなんだよ。でも、良い未来なのは確信してる。」





俺のサイドエフェクトが、そう言ってる。





と、お決まりのセリフをいえば、3人は呆れ混じりに信じる。





風間「太刀川、出水。要件は解決しただろう。行くぞ。失礼します。城戸司令、本部長。」





太刀川「ありがとうございました〜。」





出水「ありがとうございます。」







……あぁ、太刀川さん。





この後Aさんに背負い投げされる未来が視えるよ……。(´・ω・)





と、心の中で合掌する迅と、





あいつ絶対Aさん見つけに行くな…。





と呆れる忍田。





隊員登録を急がねば。





と思う城戸。





全員違う意見でも、Aについては一致することがあった。









「「「A/さん、逃げろ。」」」

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