【ハリポタ】アーサー・カークランドは悪魔である【ヘタリア】

第1章-2 ページ2

『そうか…。じゃあ、行く前に、約束事を2つだけ。』
伊「うん！何々？」
『1つ目は、もちろんだが人名で呼び合うこと。』

国たちは、当然だ、とでも言うかのように頷き、次の約束事を待つ。

『2つ目は…あっちでは、俺に近付かないこと。』
全-英「？！」
米「ど、どういうことだい？！」
『あっちだと、俺は世界一の嫌われ者みたいなもん、だからな。』
独「嫌われ者…？」
露「説明、してくれるよね？」

彼の問いに、当然だ、と頷く。

『あぁ。まず、俺の人名は、アーサー・カークランドだ。わかるよな？』

国たちは黙って頷く。

『その、カークランド。カークランド家が、あっちでは《悪の魔法使い》として有名なんだ。』
中「酷えあるな…」
加「イギリスさんはそんな人じゃないのに…」
『あー…それで、だ。』
普「まだあんのか？」

彼の言葉を境に、1度会話が止まり、また、始まる。

『俺はな、そのカークランド家で、1番魔力が高い、らしいんだ。』
全-英「ええっ？！」

苦笑いをし、彼は話を続ける。

『まぁ、魔力高いのはあっちでは優秀ととられるから良いんだが…。なんにせよ、《悪》で有名だろ？だから、俺、あっちで…』

彼が黙る。
皆も黙る。
聞こえるのは、カチッ、カチッ…という、一定の速さで音を刻む時計の針の音のみ。
彼が、1つ、ため息をつく。

『《悪魔》って呼ばれてるんだ。』

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