愛が重いです規律委員長。

一緒に行きます ページ6

入学式の翌日、学校は休みだった

それはもうだらだらして一日を過ごす……



つもりだった！！！！




買いだめしておいたお茶が
無くなってしまったのだ！！！


両親や従兄が「お茶しかないの？？」とか
言いながらもガブガブ飲んだせいだ。


……。



「……近所にスーパーあったかな」


さすがにお茶は買いに行くしかない

トイレットペーパーきれたくらいの
ショックだったからな私には

ついでにトイレットペーパー買っとこう



でもまぁちょうどいっか、

この辺歩いたことあんまなかったしね


「(変なの(規律委員長)に出会わなきゃいいけど)」









「樹さん、何処に行くんですか」



そら言わんこっちゃねぇ



スーパーの場所を近所の公園で調べていた

そのとき

なんか良い車にのった規律委員長が
良い車おりて走ってきた



「…………。」


私は無言で見つめる







「なんですか？樹さん。」

「あ、いえあの……」



私服かっけぇ、って思っただけです。

惚れたわけじゃないです

だからそんなにソワソワしないで


「こんなところで会うなんて奇遇ですね、
　規律委員長。」


「そうですね。樹さん休日は家にこもる
タイプだと思っていたのでとても嬉しいです」


その通り！！！！

家にこもるタイプなんですけどね！！？

家にこもってりゃこの人に会わなくて
すんだのに……！！



……一緒に行きます、とか言い出しそう


「(やめて、変なフラグたてないで)」


たかがスーパーだよ、さすがにね……




「話をもどします」


「はい」


「何処に行くんですか。」


「スーパーです」


「一緒に行きます」


「結構です」


「スーパーの場所は？」


「知りません」


「案内します」


「結構です」

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