短編1ー2 野坂くんのベット ページ2
Aside
A「へ？」
野坂「君の部屋だよ、何してるの？」
A「え、だって･･･」
野坂「西蔭はね、今日いないんだ」
A「え？あ、」
そうか、今日は西蔭くん体調不良で保健室で寝てるんだ。なんてタイミングのいい･･･
野坂「起床時間までには帰すよ」
A「･･･」
今すぐ返して欲しいけど
A「じゃ、じゃあほんとちょっとだけ･･･」
野坂「はい、どうぞ」
何この急展開、なんで私野坂悠馬くんの部屋に･･･
野坂「ここは懐中電灯があるからね」
そう言ってカチッとつけてほんのり明るくなる部屋
A「･･･」
野坂「よく見えるようになった」
なんかこの雰囲気なのか、いちいち仕草が大人というか色気が･･･
野坂「･･･」
部屋に入ったのはいいけど会話もない。時計の音だけがよく聞こえるくらい静かだ
A「･･･あ、あの」
野坂「なんだい」
A「･･･私、懐中電灯貸してもらえれば一人で行けるから･･･」
野坂「･･･それは許可できないな」
A「でも野坂くん寝れないでしょ、明日も練習あるのに」
野坂「･･･まぁ、寝れないのは事実かな」
A「きつい練習がまってるのに、寝不足なんて申し訳ないよ」
野坂「･･･じゃあ一緒に寝てくれるかい」
A「！？/////」
野坂「はは、そういう顔するんだね」
A「･･･私で遊んだ？」
野坂「さぁね、僕のベットで寝なよ、西蔭のベットで僕は寝るから」
A「ほんとに寝るの･･･」
野坂「嫌？」
無駄にいい声で言わないでよ、私も野坂くんのこと少し気になってる身なのに
野坂「･･･ほら」
野坂くんは西蔭くんのベットに腰を下ろし、眠りにつこうとする
野坂「僕は寝るよ」
A「〜っ･･･お邪魔します･･･」
ギシッとベットが音を出し、私も布団に潜り込む
A「〜っ//////」(目がぐるぐる)
A(野坂くんのベット！野坂くんのベット！)
ほんのり野坂くんの匂いがして･･･この匂いで今日は
眠りに付けないことは確信した
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
