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外も暗くなってきて、
そろそろ彼女があがる時間。
「初めて会った時から好きでした · · ·
いや、ちがうな、
初めてきみに会った時、恋に落ちました · · ·」
「なーにぶつぶつ言ってんの？」
告白のシュミレーションを小声で練習していた俺は、後ろからやってきたAさんに気が付かなかった。
うわっ、と叫んだ俺に
店内にいる客がこちらを見る。
俺は恥ずかしくなってAさんを見ると、
彼女も笑っていた。
ほんと俺、かっこ悪い
ahaha · · · と誤魔化して、Aさんと一緒に店を出る。
外は、少しだけ肌寒い。
彼女を見ると、薄着だった。
「あの · · · 俺ん家来る？」
その時の俺は何を思ったのか、
口が勝手に動いていた。
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