三十七 ページ45
※前ページ、文字数の制限でした。すみません^^;
一度部屋でゆっくりすると、誰かが部屋に来た。
「A」
独特の低い声、土方君だ。
「1時間したら出るぞ」
「え、1時間も休憩していいの?」
「Aが疲れてるだろうって近藤さんが」
「そうなんだ...先に行っててもいいんだよ?」
「いいから休憩しとけ」
「ありがとう」
そう言うと部屋から出ようとする土方君を私は呼び止めた。一緒に居たかったから。
「待って」
「あ?」
「部屋で何か用事があるの?」
「特にねぇよ」
「一緒に居てくれないかな...?」
こんなストレートに言って引かれないだろうか。
気持ち悪いと思われないだろうか。
ドキドキしながら返事を待った。
「お前犬みてぇだな」
「い、いいの...?」
「あぁ」
それから数十分、彼と軽い世間話をしていた。
____________
「ひ、土方君...ごめん」
「...別にいいんだ、忘れようぜ」
気まずい。
一体何故こんな状況になったのか。
それは回想でご覧になって欲しい。
*
「お茶を淹れたよ、飲む?」
「あぁ、すまねぇな」
お盆に乗ったお茶を一つ置き、もう一つおこうとした瞬間の事。
「え」
黒、いや、茶色がかった色の例の生物。
Gだ。
あの北海道には寒くて生息できないらしい
Gだよ。
「やぁぁぁぁ!!!!」
「うおっ、なんだっ!?熱ィッ!?」
「あぁぁぁぁ!!!!Gがいる!G!」
「ジジィ!?」
「そういうありきたりなボケいいから!!ゴキ〇ェット!あ、無いのか!ど、どうしよう土方君!!」
「お前さっきから茶を零しすぎだ!!」
「やぁぁぁぁぁ飛んできたぁぁぁぁぁ」
「窓空けろ!窓!」
「うおおりゃああ」
力を込めて窓を開けるとGは窓から出ていった。
見事、Gは飛んでいった。
危なかった、もう少しで襲われるところだった...
「はぁ...やばい、本当に死ぬかと思った」
「死ぬかよ。つーかこぼし過ぎだよ馬鹿野郎」
「ごめん、見せて」
土方君の火傷を治療しようと駆け寄った。
その瞬間、
「うわぁぁぁ!!」
見事に転けた。
土方君の上に乗っかって転けてしまった私は
すぐに謝ろうとした。
でも、口がうまく開かない。
そして、土方君の顔は目の前にある。
頭が回らなかった。
「(あれ...?今...)」
どういう状況だ...?
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唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» ありがとうございます! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 唐辛子の民さん» まさかそこまで言って頂けるとは…。とても嬉しいです!ありがとうございます。これからも見に来ますね。陰ながら応援してます! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» まっ、まさかっ!?あの愛音様!?いつも見させていただいてます!こんな方に見ていただけるなんて何たる光栄!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - まかろんさん» いやもう私もなんでこんなに伸びてるのかわかりませんよ。w多分私は神でも天才でも無いです。なんかこんなに褒めていただくと照れますね。w楽しんでいただき何よりです!更新がんばります!よろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 後れ馳せながら読ませていただきました。あなた様は天才ですか、神ですか、どっちですか。あ、秀才なんですかね。なんでこんな面白い小説書けるんですか、その文才分けてください。神は1人に二物も与えるんですね。楽しみにしてるので更新頑張って下さい! (2018年2月25日 15時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年2月24日 5時