検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:11,134 hit

コンプレックス1 ページ3

事の始まりはとある一通の通知から
志望校に無事合格し、その学校へ入学して約1週間後。退学通知が届いた。なんで?私、何もしてないのに…焦ったけど、その通知には続きがあった。それは、夢ノ咲学院のプロデュース科への転校の内容だった。両学校の先生達の承諾も受けており、親の承諾も取ってあるらしい
『絶対行きたくなかったのに…』
読み続けると来週から夢ノ咲学院へ行くよう書かれてた。今日、木曜日なんだけど…。別に友達はいないし悲しくはないけどさ、せっかく頑張って入った学校なのに
渉「おやおや?浮かない顔してどうしたんですか?」
突然後に現れた人を無視して部屋へと入る
渉「無視とは悲しいですね。それより、来週から夢ノ咲に転入するんですね。一緒に登下校出来ると思うと嬉しいです☆」
勝手に内容を読んで、1人で淡々と喋り続けるコイツに腹が立って手元にあったクッションをドアに向かって思いっ切り投げ飛ばした。ドアに当たったクッションが「ドンッ」という音を立て床に落ちる
渉「物を投げてはいけませんよ。大切に扱ってあげなくては」
もう、声を聞きたくなくて布団に潜った。しかし、そのまま朝まで眠ってしまった
『今日が最後か…』
いつも通り支度をし、せっかく着慣れてきた制服に袖を通しながら吐く
いつも通り学校へ行き、授業を受け、お弁当を食べる。私がこんな性格だからか話してくる者はいない。私が日々樹渉の妹だって知ったら皆んなはどんな反応するんだろう?そんな事を考えながら午後の授業を受けた。帰りのホームルームで先生が私が転校することをみんなに伝える
先生「日々樹、お前から皆んなに一言、言ってやれ」
先生の突然の無茶振り。1週間じゃたいして思い出ないし、クラスの人と話したことも無い。頭の中で必死に考えて言った
『短い間でしたがありがとうございました。最後なので言います。知らないと思いますが私は日々樹渉の妹です。以上です』
そう言うと教室がざわめく。先生も驚いてる。あいつの事を知ってる人は見る限りクラスの半数。知らない人は知ってる人に聞いてるみたい。クラスがざわめく中何とか終わったホームルーム。そそくさと教室を出るつもりが3人のクラスメイトに捕まってしまった。こうなる事は覚悟の上で言ったんだけどさ

コンプレックス2→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M-M-N | 作成日時:2020年3月5日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。