120話 ページ23
Aside
翌日
私とユウちゃん、グリムは“なんでもない日”のパーティーへ行く支度をしてる
昨夜はケイト先輩の陰りも晴れたようで良かった
あの景色、ケイト先輩に見せたかったんだよなぁ
少しでも“自分らしく”あれた方が良いじゃない？
寂しいのはさ……駄目だよ
この子らは、伸び伸び暮らすべきなんだから
ま、要は私の自己満足だけど
ユウ「Aちゃーん！支度終わったよ！」
グリム「今日のパーティー楽しみなんだゾ！」
『グリムの場合はケーキがでしょ』
グリムらしくて良いけどさ
ユウ「っていうか、何作ってるの？」
『あった方が良いと思って』
グリム「美味そうなんだゾ〜」
『摘まみ食いしたら……ふふふ』
グリム「ぜ、絶対しないんだゾ…」
分かれば宜しい((ﾆｺｫ
これはグリム用に作ったわけじゃないしね
ただのつまみ食いならそこまで怒らないけど、ものによってはキレるよ
あと学ばないのもキレる
グリムは常識を知らないだけだ
ならきちんと道理を教えてやればいい
この子はその権利をもぎ取ったんだしね
まぁ、ならなんで妙に人間の文化に親しいのか、気になるとこだけど
『じゃ、そろそろ行こうか』
＊＊
ハーツラビュル寮――
「我らがリーダー！赤き支配者！リドル寮長のおなーりー！」
「「リドル寮長、バンザーイ！」」
前と同じようにパーティーが始まる
ただ前と違って、聞こえてくる音は柔らかい
リドル「うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白
完璧な“なんでもない日”だね
ティーポットの中に眠り鼠は……って…いや、いなくても良いか」
今でも眠り鼠を入れる意味が分からない←
トレイ「そんなに急に変えなくて良いさ。ジャムは鼠の鼻に塗らなくたってスコーンに塗れば良い
絶対ないと駄目、じゃなくて、あったって良い、にしていけば良いだけだろ？」
リドル「うん、そうだね」
『そうそう、刷り込まれた意識を変えるなんて易々と出来ませんよ
少しずつ、緩めていけば良いんです。ルールを守る事自体は良いことですし、変える必要はありませんよ
ただ、そうですね……意識の配分を変えれば良いんです
絶対守るのでは無く、これくらいかな？って』
リドル「そうかい？ありがとう」
『いえ』
一応人生の先輩なんだし、これくらいのアドバイスはするさ
子供の成長を見るのは好きだからね
私は出来なかった育みが見られるのが、とても嬉しい
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架藍 - リクいいですか？番外編で、リドル君達にいった時代の夢主ちゃんが現れたらとゆうものをお願いします(^_^) (ごめんなさい説明下手くそで…) (2020年10月27日 18時) (
レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - めっちゃ話が変わるんですけど、次新作出すなら、文豪とアルケミストがいいです。あ、もちろんイケメンチート夢主ちゃんでお願いします！ (2020年10月8日 17時) (レス) id: 0b5d3da0f0 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ありがとうございます！ (2020年10月4日 9時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
白火 - とても面白いです! 応援してます！ (2020年10月4日 8時) (レス) id: 497ce3a125 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 輪廻さん» ちゃんと可愛いところもありますよー！(多分)← (2020年9月21日 18時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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