111話 ページ14
Aside
『リドル先輩、言いたい事、我慢してきた事、全部言ってしまいましょう？
我慢は大事ですけどね。我慢するだけでは駄目です。たまには外に吐き出さないと。ね？』ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
慣れてないのか、リドル先輩は頭を撫でられて顔を赤くしている
深層部でもやったんだけどなぁ
あっちではそこに意識がいかなかったんだろうね
リドル先輩の目を見て、自分から言ってくれるのを待つ
リドル「…僕は……本当は、マロンタルトが食べたかった」
エース「え？」
壊れる音がする
それは、心が壊れるような悲痛な音じゃなくて
今まであった枷が崩れていくような
そんな音
この音は…外れる枷がなんであれ、好きだなぁ
『そう。他は？』
ダムが決壊するような音を聞き、続きを促す
リドル「薔薇は白だって良いし、フラミンゴもピンクで良い」
『うん』
リドル「お茶に入れるのは角砂糖より蜂蜜が好きだし、レモンティーよりミルクティーが好きだ」
『そうなんですね』
リドル「皆と食後のお喋りだってしたい……」
トレイ「リドル……？」
『なら沢山お喋りしましょう』
私が言葉を挟む度、どんどん彼の想いが溢れてくる
こういうのは得意だよ
そう、それで良い
『ほら、もう一つ、あるでしょう？』
リドル「ｯ…ずっと、もっとトレイ達と、遊びたかった………ｯ。う、うう……うううｯ……わぁあああん！！」
やっと、完全に枷が壊れた
これでもう心配いらないな
ケイト「うっそ…あのリドル君がギャン泣きしてる……」
エース「おいこら！泣けば許されると思うなよ！」
いやまぁそうだけどさ……
デュース「お前も大概空気読まないな……」
『今くらいは良いさ。今まで泣けなかった分、泣かせてやるべきだよ』
すると、トレイ先輩がリドル先輩の前にしゃがみこんだ
トレイ「俺も悪かった。お前が苦しんでるのを知っていたのに、ずっと見ないふりをしていた」
リドル「うっう、うう……ｯ」
トレイ「だから、今日は言うよ………リドル、お前のやり方は間違ってた。だから皆にちゃんと謝るんだ」
間違って“る”じゃなくて間違って“た”、ね
良いんじゃない？
リドル「…うｯ、ぐず……ごめんなさい……ごめんなさい……ｯ！」
……ま、戻れて良かったよ
手遅れになる前で
戻れないところまで行ってしまわなくて
手遅れになった末路は、私がよく知ってる
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架藍 - リクいいですか？番外編で、リドル君達にいった時代の夢主ちゃんが現れたらとゆうものをお願いします(^_^) (ごめんなさい説明下手くそで…) (2020年10月27日 18時) (
レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - めっちゃ話が変わるんですけど、次新作出すなら、文豪とアルケミストがいいです。あ、もちろんイケメンチート夢主ちゃんでお願いします！ (2020年10月8日 17時) (レス) id: 0b5d3da0f0 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ありがとうございます！ (2020年10月4日 9時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
白火 - とても面白いです! 応援してます！ (2020年10月4日 8時) (レス) id: 497ce3a125 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 輪廻さん» ちゃんと可愛いところもありますよー！(多分)← (2020年9月21日 18時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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