まわりのイケメンをどうにかしてくれ【あんスタ！×A3!】

第二十二話 ページ24

卯木「へー、シトロンと一緒に行ったんだ。
お店の場所わかった？」


『はい！』


シトロン「店のソトもナカも真っ赤ダッタネ！」


『すぐココだ！ってなりました』






商店街で異彩を放ってたよね






伏見「ポトフできたぞ〜」


『あっ、ポトフのためのじゃがいもと玉ねぎだったんですね』


伏見「あぁ、沢山作ったからおかわりどんどんしてくれ」






結局帰りに駄菓子屋さんでシトロンさんにお菓子を一つ買ったんだけど、あの人お菓子に夢中で荷物持ってくれなかったんだよね〜







『あー、疲れた体に染みるゥゥゥ…』


摂津「フッ、ババァみてぇな声出してんじゃねぇよ」


『殴んぞ万里くん』


皇「そうだA、このあと台本の読み合わせ付き合え」


『えーやだよ』


皇「即答するなっ！」


『いづみさんに頼んだら？』


古市「監督さんはこの後も秋組の稽古に着く」


皇「どうせお前暇だろ？」


『なんだとー！！私も仕事があるんじゃい！暇人じゃないの〜』


瑠璃川「振られてやんの」


皇「うるさいっ！」


『じゃあ私の仕事手伝ってよ？』


皇「……しょうがないな。やる」


『よしっ、契約成立』






.







.






『ウェ…甘々な内容だった…』


皇「少女漫画原作だからな。椋の前で言ったら泣くぞ」


『それは絶対ダメ』







まぁこれが、イマドキの若い子たちにはうけるのでしょう…

甘々すぎるのはちょっと私はパスだわ







皇「ありがとな。で、お前の仕事は？」


『あー、今度うち【銀河鉄道の夜】やるの』


皇「へぇー、面白そうだな」


『んで、ちょっとイメージ膨らませたいからさ…
天馬、ジョバンニやって。私カムパネルラやるから。できる？』


皇「ふん、朝飯前だ」






.






.






皇「〈ねぇカムパネルラ〉」


『〈…〉』


皇「〈カムパネルラっ！〉」


『〈ジョバンニ、僕もう行かなくちゃ〉』


皇「〈…え？カムパネルラ、行くって一体どこへ──〉」


『〈さようなら…ジョバンニ〉』






.






.



『天馬やっぱり演技上手いね』


皇「なんだよ今さら」


『上から目線なのはあれだけど…
うちのジョバンニ役の俳優を天馬以上に仕立て上げられるかなって思ってさ』


皇「フッ、そう簡単には超えさせないぞ」


『絶対超えさせる』






やっぱ2人で読み合わせた方がイメージ広がるなぁ…





『ありがと、なんかいけそう』


皇「そうか」


『天馬もドラマ頑張れ』


皇「言われなくても」

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